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2009年7月アーカイブ


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「こんにちは!
と大きな声で、皆さん、明るく元気!

「亭主元気で留守がいい」という確かそんなコマーシャルがあったかと記憶していますが、ホント組合員の皆さん元気で明るい人たちばかり。

早速、環境をテーマに話が始まりますが、皆さん身振り手振りで元気良くお話ししてくれています。

 

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                   吉田さんに前濱さん

 

まず日常生活でどんなことを取組んでいるかをお聞きしました。
「ゴミの分別をきちんとします」
に始まり、「生ゴミを出さないように工夫してます」というのがありました。
 

ついつい沢山買ってしまう食材を、残さず食べる分だけ買うという工夫です。これを行うことによりゴミの量が減っていったとのこと。そうですよね、家庭でのこういう取り組みが広がれば、街のゴミ収集車が集めた量も格段に減り、焼却炉の負荷も減ることになります。

「抜けるコンセントは片っ端から抜いているわよ」
 テレビに始まり、家庭の使ってない電気製品のコンセントを抜きまくる。う?む、なかなかやります。環境省さんが聞いたら泣いて喜ぶこと間違いない。

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                                            平工さん、松浦さん、小川さん

 

「ロード・ヒーティングやめました」
これも凄い。

雪国の北海道には、ロード・ヒーティングという便利なものがあります。これにより、除雪の手間が省け、道路が凍らないのです。降り積もった雪をシャベルでかき集め道路をきれいにするのは、これはひと苦労。しかも毎日のように続く作業です。だから文明の利器でロード・ヒーティングが引っ張りダコになったのです。でもその代わり、電気代は高く当然CO2は排出されます。こんな話も環境省さんは拍手ものですね。

 「部屋の設定温度は常に一定」
良くある話ですが、でもしっかり取組んでおられます。寒い日は厚手の靴下や重ね着をして生活されているそうです。実は取材をした私も二十年以上も前に札幌に住んでいたことがあります。その当時、冬はストーブをガンガンに焚いて、部屋では半袖のTシャツを着てビールを飲んでいた記憶があります。

その話をしたら、
「そういうことしているからダメなのよ」
と、しっかり叱られました。二十年以上も前のことなので、時効で許して下さい。

 ワイワイ ガヤガヤ 盛り上がった取材ですが、次回はどうしてマイバック運動が定着したかをレポートします。

 

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   コープさっぽろは、7月から469maランドの活動に参加しました。様々な組合員活動を通じて、環境対策にも熱心な北海道全域をカバーする生協です。
 

   このコープさっぽろに469maランドのスタッフが一日取材にお邪魔しました。

    お話ししたのは、理事の松浦さんと前濱さん、くらしの安心推進委員の小川さん、そして環境対策室長の吉田さんに組合員活動部マネージャーの平工さんの計5名の皆さんです。
 

  今回の取材は、コープさっぽろがどんな環境の取組みをしているのか? 469maランドを活用されている皆さんに何かヒントになる環境対策は? をテーマにお邪魔しました。
 

   取材日は7月の上旬で、出発した東京は梅雨時でジメジメ模様の真っ最中。梅雨の無い札幌訪問で思わず足取りは軽くなります。

   千歳から電車に揺られること30分。JR札幌の駅を出ると、そこにはドピーカンの青空。日差しも強く、暑い!って感じですが、ジメジメとした感じが無く暑さも苦になりません。「あ?やっぱり北海道だなぁ」
と思いつつ気持ちの良いあまり、取材先の北12条店まで歩いてしまいました。

   店舗の事務フロアーに上がって見ると、いろいろな手作りポスターが壁一面に貼ってあります。

 

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  これはノーレジ袋運動の啓蒙ポスターです。さすがこういうところにも利用率を数値化してみんなに分かりやすく掲示しています。

 

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   これは北海道のお米について書かれたポスター。コープさんだけあって、「地産地消」を意識しての地元のお米について細かく説明してあります。そう言えば、北海道のご年配の方々に聞いたことがありますが、「昔の北海道の米はあまり美味しく無かったけど、最近は内地の一級品にも負けない」と伺ったことがあります。

 

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   お米ができるまでの過程を説明したポスターに北海道のいきものについて書かれたポスター。しかしいろいろと細やかにやっています。

  事務所フロアーで壁のポスターをパシャパシャとカメラで写していると「こんにちは?」と気持ち良く声をかけられ、皆さんとの取材が始まりました......。

"飲料容器"のあんな見方こんな見方?

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前回は、

「製造→輸送→回収・洗浄→リサイクル→廃棄されるまでの間に最もCO2が排出される飲料容器はどれでしょう?」

というクイズを出しました。

 

ということで、正解を発表します。

正解は、ワンウェイびんでした。

 

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結果は、下のグラフのようになっています。


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ちなみに、リータナブルびんについては5回再利用したケースと20回再利用したケースを比較してみました。

リターナブルびんは回収・洗浄で他の飲料容器より多くのCO2を排出しますが、製造や廃棄段階のCO2排出量を1/20とみなせるので、その分CO2排出量は減少します。

 

そして、最もCO2を排出しない飲料容器は、

「アルミ缶」

でした。

これは、アルミ缶がリサイクル性に優れているということを裏付ける証拠なんです。

アルミ缶は製造時に多くのCO2を排出しますが、アルミ缶をリサイクルする場合はそれほどCO2を排出しないため、CO2の排出量を少なく見積もることができるんです。

 

ということで、5回にわたって飲料容器のあんな見方やこんな見方をしてきましたが、
飲料容器については、ここまで。

次回からは新たなテーマで、あんな見方やこんな見方をしていきましょう。

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50ccガソリンエンジンを用いた発電機です。

 

ガソリン!?

 

ULVって電気自動車じゃないの?

 

はい、電気自動車です。

でもその「電気」っていろいろあると思います。

 

今回は、4号機開発についてみていく前に、

ULVの大きなコンセプトの一つである

Multi-PMMulti Prime Mover)というものを話します。

 

日本語でいうと多原動機。

もっとわかりやすく言ってしまえば、

どんな動力源でも動ける車です。

(「原動機」については第14回を参照してみてください)

 

ガソリン自動車で言うエンジンの部分を

いろんなものに乗せ換えられるような車にしよう

というものです。

 

そこで出てきたのが写真の発電機。

ULV3号機のリチウムイオン電池の部分に、

この発電機を乗せられるようにしたいわけです。

 

なんでそんな事をするかというと、

都市部と違ってその辺に充電する環境があまりないようなところで

ULVを活用するようになったとき、

ガソリンで動く発電機を積んで走ったほうがよいはずです。

そんなときに必要になってくるのがMulti-PM

車を大きく改造しなくても、

ポンっと原動機部分を乗せ換えるだけで

地域に対応したい。

 

簡単に、いろんなところで使えるように、

いろんな環境に対応できるようにしようってことです。

例えば田舎か、都会か、といったように

使う場所によって使いやすい動力源は変わってきます。

 

十人十色、

地域にもそれぞれいろいろな特徴があります。

発電機だけでなく、燃料電池やガスエンジンなど、

様々なもの(Multiなもの)に対応できる車体が要求されます。

 

理想としては、

まるでカセットテープのように原動機を入れ替えられるようにしたいですね・・・

 

今回はさらに難しい話でしたが、

Multi-PMは新車体開発においてとても重要な部分なので、

是非注目しておいてください!

 

"飲料容器"のあんな見方こんな見方?

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469maランドの皆さんは、飲料容器と聞いてどんなモノを想像しますか?

世の中には、いったいどれほどの飲料容器があるのでしょうか?

 


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まずはアルミ缶です。

 


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続いてこちらが、2ピースタイプのスチール缶です。

2ピース缶というのは、缶の胴体部分と底の2つの部分からなる写真のようなタイプの缶です。

 

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そしてこちらが、3ピースタイプのスチール缶です。

3ピース缶とは、胴体部分と底、そしてフタの3つの部分からなるタイプの缶です。

 


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牛乳パックでおなじみの紙パックです。

 


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こちらは、ワンウェイびん。

ワンウェイびんとは、リユース(再利用)を前提としていないガラスびんで、リサイクルがしやすくなっています。

 

 


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最後に、こちらはリターナブルびんです。

ワンウェイびんとは違い、水で洗って再利用することを目的としたびんです。

 

さてここでクイズです!

この中で、製造→輸送→回収・洗浄→リサイクル→廃棄されるまでの間に最もCO2が排出される飲料容器はどれでしょう?

 

答えは次回までのお楽しみ!

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こちらは、第3回でも紹介したリチウムイオン電池です。

 

僕たちはこれを

「原動機」

と呼んでいます。

(正確には、リチウムイオン電池とモーターを合わせて原動機と言います)

 

原動機?!電池って言ったほうが簡単じゃん!

 

って最初は思ってました。

 

でも、この原動機って電池だけとは限らないんです。

 

そもそも原動機というのは、

エネルギーを力に換える装置のことです。

 

ガソリン自動車ならエンジンです。

ULV3号機だと、リチウムイオン電池とモーターってわけです。

車の心臓部分ですね。

 

つまり、そうとう重要な部分になってくるわけです。

 

・・・。

 

で?!

 

ここからが研究としては重要になってくるわけです。

 

次回、具体的にどう重要なのか。

この「原動機」という言葉、

要チェックです!

"飲料容器"のあんな見方こんな見方?

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前回までは、飲料容器の中で最もメジャーなペットボトルのリサイクルについてご紹介しました。

 

今回は、もう少し視野を広げて飲料業界全体の動きを見てみましょう。

 

下の図から分かるように清涼飲料の生産量は年々増加しています。

 

当たり前ですが、それに伴いCO2の排出量も増えています。

 

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出典:全国清涼飲料工業会

 

確かに最近は、飲み水をペットボトル等で買うことの方が多いですよね。

一方で、いろいろなメーカーがさまざまなCO2の削減努力をしています。

ということで、今回は、各メーカーがどのような努力をしているのかご紹介します。

 

◆アサヒ飲料の場合

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・ボトル輸送に使用するトラックの台数を減らす。

CO2排出量の少ない都市ガスや液化石油ガスを使用する。

・風力発電や太陽光発電を一部の工場に導入する。

 など

◆キリンビバレッジの場合

 

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・ボトル輸送をトラックから鉄道に切り替える。

・ひとつの工場だけで原料からペットボトルを製造できるような

 新型の製造ラインを導入する。

・エネルギー効率の高いコジェネレーションシステムを導入する。

など

 

◆サントリーの場合

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・ペットボトルやガラスびんを軽量化することにより、使用原料を削減する。

・ビールなどのリターナブル容器を自社ルートで回収、洗浄しリユースしている。

・ラベルをはがしやすくする。

 など

 

◆ポッカの場合


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・回収されたびんの破片を90%以上使用したエコロジーボトルを製品化。

・アルミを一切使用しないほぼ紙素材からできているカートンカンを開

発。

などこのように業界全体を見てみると、

製品自体に工夫を加えてCO2削減に取り組むのか、

製造時に工夫を加えてCO2削減に取り組むのか、

メーカーによってさまざまなやり方で、CO2削減に取り組んでいるようです

ね。

 


 




 

 

 

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ドドーン!

 

「おっ!」って思った方もいるかもしれません。

なんと第13回目にして、ULVシャシー側初公開なんですね。

 

今回はこのシャシーについて、ちょっと解説したいと思います。

 

ULV4号機での量産化・低コスト化に向けて、

結構重要な部分になってくるはずです・・・

 

 

現在ULVのシャシーは、

 

CFRPモノコック構造」

 

という形式を用いています。

まずCFRPというのは素材のことで、簡単に言ってしまえばカーボンです。

ボディと同じものを使っているんですね。

 

つまり、

 

非常に高価なんです・・・

 

そして、モノコックとうのは形のことを言います。

骨組みと外板をまとめてしまったもので、

軽くて頑丈なものが作れるといわれています。

身近なもので言うと、段ボール箱もモノコック構造の一種なんですね。

 

ちょっと難しい話をしたかもしれませんが、

分かって頂けたでしょうか?

 

さて、どうやってこのシャシーを量産化・低コスト化していこうか・・・

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