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2009年6月アーカイブ

"飲料容器"のあんな見方こんな見方?

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前回に引き続き今回も「ペットボトル」のリサイクルについて考えていきます。

469maランドの皆さんは、分別回収されたあとのペットボトルの行方を知っていますか?

下の図は、2007年に国内で回収されたペットボトルの行方を示しています。

 

 

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出典:PETボトルリサイクル推進協議会

 

なんと、国内で回収されたペットボトルの半分以上が海外に輸出されてしまうんです。

輸出されるペットボトルのほとんどが中国と香港のようですね。

つまり、回収者である自治体は、国内で回収したペットボトルを中国や香港に売ってしまっているということです。

この約9割がリサイクルされていると言われていますが、最終的な行方は不透明なところもあります。

 

ここで考えなければならないのが、

「なぜ、回収されたペットボトルが日本国内だけでリサイクルされないのか」

ということです。

その一番の要因は、回収されたペットボトルを国内の業者より中国や香港のほうがが"高く買い取ってくれる"ということです。

そこに、環境省が20066月に「待った!」をかけました。

 

まず、

「海外の業者にペットボトルを販売するのであれば、その業者が適正にペットボトルをリサイクルしているのか事前に確認しなさい。」

そして、

「その情報を住民に提供しなさい。」

という通達を出しました。

 

しかし、ペットボトルの輸出量は、増えているようですよ。

 

469maランドの皆さんは、ペットボトルの海外輸出をどう考えますか?

日本の大切な資源が海外へ流出してしまっている・・・

海外でも適正にリサイクルされているのであれば問題ないかも・・・

買取価格が日本より海外のほうが高いからって、安易に輸出してしまうのは・・・

 

こうやって考えると、回収されたペットボトルの輸出について、いろいろな見方ができますね。

 

 

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66日(土)、7日(日)の2日間、

代々木公園で開催された「エコライフ・フェア」に、

ULVを出展してきました。

 

今回は2号機、3号機そろっての出展です。

 

 

 

 

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会場内でのデモ走行も行い、

2日間通して本当にたくさんの方々に見てもらえることができました。

 

訪れてくれた人と会話をして、

次世代型モビリティに対する関心の高さを実感しました。

 

そしてここでも子供には大人気!

 

 

 

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子供の好奇心って本当に凄いです。

 

1日目は若干雨もちらついていましたが、

2日目は晴天となり、来場者数も増えていい感じ・・・

 

 

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と思ったらここで、問題発生。

 

それは車内の暑さ・・・

乗り込んだ子供たちは暑い暑いとすぐ飛び出してくる・・・

 

現行のULVは車内が真っ黒で通気性も悪い、

空調ももちろんありません。

 

山積みの問題の一部を実感することになりました。

 

ということで、ULV4号機に改めて期待です。

 

"飲料容器"のあんな見方こんな見方?

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今回は、飲料容器の中でもお馴染みの「ペットボトル」について考えてみます。

ペットボトルのリサイクルについては賛否両論あります。

しかし、日本では「容器包装リサイクル法」という法律があり、自治体の責任でペットボトルを分別回収しリサイクルしなくてはならないのです。

そのため、家庭からゴミを出す際には、燃えるゴミや燃えないゴミの他にペットボトルも分別して出さなければならないんですね。

 

では、本当にペットボトルのリサイクルに意味はあるのでしょうか。

リサイクルすることが、エコにつながっているのでしょうか。

もしかしたら、ペットボトルをリサイクルしないほうがかえってエコだったりするかも・・・なんて考えたことはないですか?

ちなみに、今の技術をもってすれば、ゴミ処理工場等でペットボトルを燃やしてもダイオキシンなどの有害物質は全く出ませんし、

ペットボトルは生ゴミを燃やすエネルギーにもなりますので、リサイクルなんてしないで、焼却処分したほうがいいんじゃないか、という意見もあるほどです。

その上、ペットボトルのリサイクルはお粗末な状況であり、現在さまざまな議論がなされているところでもあります。

 

皆さまは、ペットボトルのリサイクルについてどのようにお考えですか?

 

それでは少し見方を変えてみましょう。

前回のレジ袋の話題と同様に、ペットボトルを削減(リデュース)していくという見方をすると、また一味違った考え方ができるのではないでしょうか。

リデュースという言葉はなかなか聞き慣れないですが、リデュースがリサイクルやリユース(再利用)よりも確実に効果的であることに間違いはありません。

実際にペットボトルをリデュースするために私たち消費者ができることは、ペットボトルの消費を抑えることです。

つまり、ライフスタイルを変える努力をしなければならないのです。

 

いずれにせよ、このような環境問題を考えるときには、ライフスタイルや社会システムの変革を見据えた中・長期的なアプローチが必要なのではないでしょうか。

 

北海道を網羅する生活協同組合コープさっぽろ(組合員数130万人)469maランドに参加することになりました。

 

生協という組織は、組合員活動を通じて様々な取組みをしており、環境問題も大切なテーマとして、各地で展開しています。

 われわれ469maランドでは、「コープおおいた」「コープかながわ」に次いで三箇所目の生協になります。

 

さて、北海道といえば多くの人は「雪」をイメージするのではないでしょうか。

 冬は灯油の使用量が上がり、広大な土地のおかげで、マイカーは一家に何台という感じてガソリン・軽油の消費量も多いと考えられます。

そして何よりも脅いたのは北海道のエアコンの普及率です。道内の平均普及率は何と約15%(総務省調べ)

 

私達のスタッフにも北海道に居住していた者がいますが、「夏で寝苦しい時は、二週間くらいだから、後は窓を開けて寝てれば気持ちいいですよ」とのこと。それに梅雨がないというのも羨ましい限りですね。

 

この北海道地区の469maランドの「CO2の見える化」のデータは非常に楽しみです。関東地区と比べてどうなのか? 九州地区と比べてどうなのか?

 

低炭素モデル作りを目指して、活動する469maランド。まさに次代を担う子供達に「より良い環境を残そう」の合言葉通りに、少しずつピースケの仲間が増えていっています。

 

次回は「コープさっぽろ」の皆さんのインタビューを掲載します。

 

 

 

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手前に見える黄色いULV3号機。後ろに見える白いULV2号機。

1号機は本庄キャンパスで眠っています・・・

 

1号機から3号機にわたり、多くの成果を残してくれました。

 

そこで今回・・・

 

ULV製作決定!!


 


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もちろんまだまだULV3号機には活躍してもらいますが。

ひとまずお疲れ様でした。

 

ということで、今後は新ULV4号機)の製作をしていきます。

 

ULVは、カウル(ボディ)の型が老朽化し、

新たに生産ができなくなっていることなど、

多くの課題が残っています。

 

ULV製作でもっとも大きな課題となるのが

・量産化可能な車体

・コストの低価格化

といったところでしょうか。

でも実は、その他にも細かい問題が山積みなんです・・・

 

これからはその課題を一つ一つ解決していき、

3号機より2歩も3歩も先を行く4号機の開発をしていきます!

 

エコライフ・フェア開催される!

去る66?7日、環境省主催のエコライフ・フェアが開催され、我々チーム469ma(早稲田環境研究所&地球健康クラブ)のスタッフ、早稲田大学の電気自動車にピースケも加わり参加してきました。

後日、ULV実況中継ブログにもこの模様がでます。

 

私達のブースは、大学研究ゾーンに配置され、早稲田大学開発のULVを三台並べました。その内の一台は、現在墨田区役所のプロジェクトで活躍中のとってもレトロな二人乗りの電気自動車です。そして我々の横のブースには、東京都市大学さんの水素バスが展示されていました。

 

電気自動車を開発した早稲田大学チーム、そして水素バスを開発した東京都市大学チームの学生さん達もお互いに情報交換をして良いムード。やはり研究者というものは好奇心旺盛が原点なのでしょうね。

 

私達のブースでは、電気自動車ともう一つ、「エコライフ・ゲーム」も用意しました。

 これは、NPO早稲田環境教育推進機構と早稲田環境研究所、そして早稲田大学が共同で開発した、子供向けの環境学習ゲームです。

 

悲しいことにフェア初日の午前中は、雨が降っていました。空を眺めながら「これじゃお客さん集まらないのかな......」と不安でしたが、午後から雨も上がり、最終日は真夏のような太陽が......

 

両日とも、電気自動車の試乗や、親子で楽しむエコライフゲームで、大変大賑わいでした。この楽しい模様は、また次回に。

 

 

 

 

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          エコカーの親子みたいですね

 

 

 

 

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           どこからみてもカッコイイ

 

 

 

 

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            私たちのブースです

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228日(土)にイオン越谷レイクタウン店にて開催された展示会に

ULVを出展してきました。

 

大人も

 

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子供も

 

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本当にたくさんの方々に興味を持って頂けました。

特に、子供たちは実際に運転席に座ってみたり

ハンドルを触ってみたりとULVに興味津々でした。

 

そんなULVはたくさんの企業にご支援を頂いております。

 

 


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坂田建設株式会社

三菱マテリアル株式会社

株式会社鈴徳

富士火災海上保険株式会社

アサヒ飲料株式会社

SFJ株式会社

壷内タオル株式会社

グリーンポイントクラブ

株式会社浜野製作所

共同印刷株式会社

ジェイコム株式会社

株式会社墨田電材社

株式会社昭電

東京東信用金庫

株式会社二宮五郎商店

墨田区商店街連合会

※順不同,敬称略

 

これからも、世の中のニーズに応えられるよう

開発を進めていきます。

 

"レジ袋"のあんな見方こんな見方?

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「レジ袋削減はエコではなくエゴ。」

最近は、こんな意見があるようですが、皆さんは「レジ袋の削減」についてどのようにお考えですか?

 

そもそも、レジ袋の削減にはどのような意味があるのでしょうか?

世間では、レジ袋の有料化やエコバックの普及が進み、世の中はレジ袋を削減する方向へ進んでいますが、一方で、それに反対する意見もあるようです。

そこで今回は、レジ袋の削減について考えてみます。

 

レジ袋は、一般的に石油からできています。

つまり、レジ袋を削減すればその分だけ石油の消費量を減らすことができ、CO2削減にもつながります。

石油からレジ袋を作るエネルギー(電力量など)も削減できます。

さらに、レジ袋がゴミとなり焼却処分される際に排出されるCO2も削減されますし、もちろん焼却に必要なエネルギーだって削減されます。

 

このような見方は少々短絡的です。

 

レジ袋を削減するとその分だけ石油の消費量を減らすことができるとは限りません。

 

棒グラフが示しているのは、原油から精製される石油製品の割合です。

ちなみに、レジ袋はナフサという成分から作られています。

 

 

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仮に、レジ袋の削減によってその原料であるナフサを今ほど必要としなくなったとしても、原油から精製されるナフサの割合は変わりませんので、それ以外の石油製品の消費量が変わらない限り、ナフサの精製量は変わらないのです。

つまり、石油の消費量を抑えるためには、石油製品全体の消費量を削減しなければならないのです。

 

しかし、レジ袋の削減は決して意味のないことではありません。

レジ袋が、石油製品であることに変わりはないからです。

私たちがレジ袋の削減を意味のあるものにするためには、石油製品の消費をできる限り減らしていくことが重要になってきます。

たとえば、レジ袋の消費が削減された代わりにエコバックの消費が必要以上に増えた場合には、かえって排出されるCO2が増えてしまう可能性だってあるのです。

 

レジ袋削減の意味・・・

それは、CO2削減に向けた、はじめの一歩のような気がします。

 

早稲田大学 小野田准教授のワンポイントエコ授業
 
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