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暖房費を抑えよう!!

こんにちは。早稲田環境研究所新人2号です。

 

近頃急に寒くなってきましたね。

皆様は暖房を入れましたか?

なぜか家が温かいので、私はまだ暖房を使っていません。

 

さて、「近頃不景気なので、暖房費を抑えたい!!」という方も多いと思います。でも省エネ型製品に買い換えるのは、初期投資がかかるので、思い切れませんよね。

 

そこで、初期投資無しで暖房費を抑えるちょっとした知恵をお教えします。

 

それは扇風機です。


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えっ?なぜって?

 

暖房で暖められた空気は膨張し、密度が低くなります。密度が低い空気は上に向かうので、天井付近にたまっています。

お風呂で上が熱くて、下がぬるいのと同じ理屈ですね。

 

でも家にいるときは大抵座っていますよね。これでは暖かい空気の恩恵を受けられません。

そこで、扇風機で上にたまっている空気をかき混ぜてあげるのです。

 

天井の温度が5℃-10℃高くなっていることも珍しくありません。そんな時は扇風機で空気をかき混ぜてあげることで、2℃-5℃程度空調の設定温度を上げることも可能です。

 

1℃空調の設定温度をあげると約10%の省エネと言われているので、扇風機を使うことで20%-50%の省エネができる可能性があります。

扇風機の電力は暖房の約5%-10%ですので、それを考えても省エネですね。

 

 

ちなみに、扇風機の風が当たると寒いので、扇風機は上に向けてくださいね。

また、扇風機がない場合は、暖房の風向きを下向きにするだけでも空気が混ざり、暖かくなります。

 

今年の冬は寒いと聞いていますが、快適かつ省エネに過ごしましょう。


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こちらのグラフは、家庭におけるエネルギー消費の推移を示しています。
これは、家庭におけるCO2排出量の推移とみなすことができます。

 
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図1 部門別最終エネルギー消費の推移

ご覧の通り、家庭におけるCO2排出量は、
絶対量、割合ともに増加傾向にあることから
私たちは、どうにかして家庭におけるCO2排出量や環境負荷を
削減していく必要があるのです。

では、どのようにすれば、家庭における
CO2
排出量や環境負荷を削減することができるのでしょうか。

まずは、生活における行動改善に注目してみましょう。
行動改善って、いったいどんなことをすればいいの?
と思った方も多いでしょう。

そこで、早稲田環境研究所の研究員が日々の生活の中で
どのような行動改善ができるのかどうか、考えてみました。


表1 行動改善できること(その1)

100405_2.gif
表2 行動改善できること(その2)

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469maランドの皆さんは、この中でどれだけの行動を実践していますか?
皆さんの少しの努力で、ピースケもきっと喜んでくれると思いますよ。

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 この図は、我が家で入力したデータです。平均値よりだいぶ小さくなっていますが、これは、自動車には乗らないので、ガソリンに起因するCO2排出量がないこと、妻と2人暮らし(当時、20097月に長女が誕生し、3人になりました!)でかつ、外出している時間が長い等のことが挙げられます。

 

 夏場(8月)よりも冬場(12月)の電力消費が大きくなっていることがわかります。

 

 まずは、みなさんの家庭でのCO2排出量の推移を把握してみてください(電気やガスなどの推移とみなさんの生活を重ね合わせて考えてみてください)。次に、CO2排出量のピークがいつになっているかを確認してみてください。

 

そのうえで、年間を通じてみた場合の省エネのポイントは以下のとおりです。

・ 中間期(春、秋)は、なるべくエアコンを使わない(極力、ゼロに近づけましょう)。

・ ピーク時(夏、冬)のエアコンの負荷をなるべく下げる(「使わない」というわけではなく、設定温度を適正にすることや不要時は止める等です)。

・ 年間を通じて使用する機器はこまめな省エネを実行する(例:冷蔵庫、照明、電気製品の待機電力カット等)、あるいは、最新タイプへの更新を検討する。

 

 これらもどこかで聞いたことがある話かもしれません。しかし、自分の家のデータと突き合わせて考えることで、その改善策のイメージがより具体的になってくると思います。

 

 ちなみに、私の家の夏場の電力が抑制できたのは理由があります。我が家には、リビングに大きなエアコンがあります。夏、在宅しているときは、なるべく「リビングにいないように」こころがけました。つまり、もう少し小さいサイズのエアコンが付いている別の部屋で日中過ごしたりしていました。

 

 このように「動線」を変えることも省エネの観点からいくと有効なのです。




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手前に見える黄色いULV3号機。後ろに見える白いULV2号機。

1号機は本庄キャンパスで眠っています・・・

 

1号機から3号機にわたり、多くの成果を残してくれました。

 

そこで今回・・・

 

ULV製作決定!!


 


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もちろんまだまだULV3号機には活躍してもらいますが。

ひとまずお疲れ様でした。

 

ということで、今後は新ULV4号機)の製作をしていきます。

 

ULVは、カウル(ボディ)の型が老朽化し、

新たに生産ができなくなっていることなど、

多くの課題が残っています。

 

ULV製作でもっとも大きな課題となるのが

・量産化可能な車体

・コストの低価格化

といったところでしょうか。

でも実は、その他にも細かい問題が山積みなんです・・・

 

これからはその課題を一つ一つ解決していき、

3号機より2歩も3歩も先を行く4号機の開発をしていきます!

 

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 タイトルの質問に対しての回答結果の一例が左の図です。これを見ると、「冷房(40%)・暖房(30%)」とこれだけで70%を占めているのがわかります(ただし、ガソリンは含まれていないことに注意してください。)。

 

ところが、実際はどうか?というのが右の図です。実は、冷房といのは実際には2%程度なのです。実際には、動力、つまり、家電製品や照明が約37%と最も大きな割合を占めています。冷房は、確かに消費電力が大きい機械のひとつで、夏場のピーク電力を抑えるためには省エネ行動(使用時間を控える、適切な温度設定にする等)は不可欠です。

しかし、年間の使用時間からすると、冷蔵庫や照明に比べると短くなるのでこのような結果になるわけです。

 

エアコンの省エネに関するコマーシャルが流れているからこうした結果になるのでしょう。しかし、環境問題というのは何でもそうですが、みなさんの意識と実態に必ず「ギャップ」があるものです

 

そのギャップを埋める作業が「見える化」なのです。

 

なお、シロクマランドに入力しているデータだけでは個別の機器でどれくらい電力を消費しているかはわかりません(それを計測するには少しお金がかかってしまいます)。おいおい勉強していきましょう。

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                                                       2008/11/25

早稲田大学環境総合研究センター

准教授
株式会社早稲田環境研究所 代表取締役

小野田弘士

みなさんのCO2排出量はどのくらい?

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 今回はみなさんが入力したデータがどうなっているかを少し分析してみました。非常に興味深い結果になっていたので紹介します。これは、1世帯あたり、1ヶ月あたりのCO2排出量を計算した結果です。

 

この結果をみると、1世帯あたりのCO2排出量は、200から250kg-CO2となっていることがわかります(注意:これはガソリンの消費量を含んでいます。含まずに計算する場合もあるので注意しましょう)。

 

一般的に夏はエアコン等を使用するので、CO2排出量は増えるのでは?と思っている方が多いのではないでしょうか?この結果では、夏が近づくにつれてCO2排出量は減少していますね。この原因を探るために個別の項目を見ていきたいと思います。

 

【電気】

電気の使用量は、夏に向けて増加しています。これは、平均気温が上がって冷房を使用することによるものと考えられます。7月には全体の50%が電気に起因するものとなっています。

 

【ガス(都市ガス・LPG)】

ガスは、夏に向けて減少傾向になっています。お風呂を沸かさずにシャワーで済ませたり、お湯を沸かさずに冷たいものを飲むようになってくるとガスの消費量は減ってきます。

 

【ガソリン】

ガソリンの消費量は、目に見えて減少しています。この部分が、「夏場に向けてCO2排出量が減少した」大きな理由です。その原因のひとつは、「ガソリン価格の高騰」が挙げられるのではないでしょうか?

 

みなさんの実感と合っているでしょうか?

また、「私の家のCO2排出量は、●●kg-CO2!」と答えられるようになると、「CO2排出量」の感覚がわかってくると思います。

 

次回に向けて、ひとつ質問をします。

「みなさんの家庭でいちばんエネルギーを使っている製品は何だと思いますか?」

次回までにご家庭でいろいろ話し合ってみてください。

 


2008/10/30

早稲田大学環境総合研究センター

准教授
株式会社早稲田環境研究所 代表取締役

小野田弘士

                                                                                                               

                                                                                                            

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