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2011年4月アーカイブ

家庭内での節電の必要性って?その2

 え、でも節電なら、なるべくエアコンを使わないように気をつけたり、パソコンのスタンバイ状態をやめたり、普段から取り組んでいるけど・・・。と感じる人もいると思います。

 

 しかし、今求められている節電は、少しわけが違うのです。ポイントは「何を?いつ?どれくらい?季節は夏」です、と前回お伝えしました。

 1日のうちで、皆が一番電力を使ってしまう時間帯、というのがあります。例えば、それは朝ごはんや晩ごはんの支度の時間などが考えられます。自分の家だけでなく、他の家庭もその時間帯には電子レンジ、IHクッキングヒーター、電気ケトル、照明など電気を多く使っていると考えられます。

 特に夏場は、エアコン使用の需要等もあり、より多くの電力が使われるだろうと予想されます。

 

 こうなると、皆が一番電力を使ってしまう時間帯(この情報は経済産業省のWEB等でも出ています!!)に、電力が供給できなくなってしまう!!というのが、今問題とされているのです。

 

 なので、皆が使用しているだろうと思われる時間帯に少しだけ、家の中の家電・照明に気を回して、エアコンの温度を下げる、コンセントを抜く、など取り組んでみることが有効です。

 もちろん、そうでない時間帯にも省エネ対策をすることが大切ですね。

家庭内での節電の必要性って?その1

東日本大震災による夏の供給電力不足に対応するため、国からも今夏の節電対策の骨格案が出されました。

企業だけではなく私たち家庭内でも節電が求められます。夏に電力不足ともなれば、扇風機どころか冷房も、冷たい飲み物を保存しておく冷蔵庫も、使えなくなってしまうのでは!と、今からすごく心配しています。

 最近、469maランドブログでも、家庭でできる節電方法等を紹介してきましたが、今回はその全体像のポイントのようなものを紹介しようと思います。ポイントは「何を?いつ?どれくらい?季節は夏」です!!

 次回は具体的にその中身について紹介していきたいと思います!!

今週は、先週ご紹介しました「簡単!だけど重要なエコドライブの3項目」のその2とその3をご紹介します。

 

その2ゆっくり加速

加速の仕方についても、簡単にできる改善の方法があります。走り出しの際、アクセルを急に踏み込むのではなく、例えば11から15秒で40km/h まで加速するようにする、などです。ゆっくり加速することで、40km/hにおける燃費向上を図ることができます。

下図は、前方の車両の影響がなく40km/hまで加速できているトリップを用いて被験者の加速走行の良い例と悪い例を比較したものです。

 

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左の良い例では、発進時の加速が適正で、理想の加速範囲内で加速ができています。一方、右の悪い例は、スタート時にアクセルを踏みすぎてしまい、発進時の加速が急になっていますね。その結果、良い結果では40km/hにおける瞬間燃費が、悪い例に比べて1.9倍に、価格換算の結果やCO2排出量は約2倍になっていました。ゆっくり加速する、なんてドライバーの気持ち次第のことですし、本当に簡単なことにもかかわらず、意外なほど効果があることがわかります。

 

その3:一定速度で走る

走行時、スピードを出したりゆっくり走ったりを繰り返すと、エンジンの回転数をその都度変えることになり燃費が悪くなってしまいます。

下図は、前方の車両の影響がなく40km/hまで加速できているトリップを用い、等速走行時の良い例と悪い例を比較したものです。良い例ではアクセルを一定とし、―0.5から0.5m/s2の範囲で等速走行しています。


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左の良い例では、アクセルがほぼ一定で車速が一定で走行できています。一方、右の悪い例ではアクセルが一定でなく、等速走行中に無駄な加減速をしていて、車速に変化がみられます。悪い結果は良い結果の約1.3倍燃料を消費し、価格換算の結果もCO2排出量も1.3倍になっています。一定速度で走ることも簡単なことですが、結構な差があることがわかります。

 

今日から「簡単!だけど重要なエコドライブの3項目」を実施して、みんなで上手にエネルギーを使っていきましょう。

昨夜の余震、皆様大丈夫でしたか?3/11以来、余震が続いていましたが、昨夜の宮城県沖を震源とする地震は震度6強だったそうですね。3/11および今回の地震被害に遭われた方へ謹んでお見舞い申し上げます。

今、日本全体で上手にエネルギーを使っていく必要があります。節電に関しては、3/173/30更新分

http://www.469ma.jp/469mablg/2011/03/post-63.html

で取りあげましたので、そちらを是非参考になさってください。

 

 今回は3/11の大地震後一時不足してパニックになったガソリンに関して触れます。エコドライブを徹底して上手にガソリンを使いましょう。エコドライブ走行による燃費改善率は、最大で25%程度まで可能と言われています。

 

 エコドライブのメリットは燃費向上だけではありません。早稲田大学の大聖教授が2006年にトラック事業者におけるエコドライブの効果を発表されました。 

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 これによると、年間の平均事故件数が半減したことがわかります。これは、ドライバーさんがエコドライブを心がけることにより、運転自体が丁寧になった結果、交通事故が減ったのだと考えられますね。エコドライブを行うことが交通事故を減らすことにつながるのです。つまり、エコドライブを積極的に行うことで、燃費を向上し、交通事故を減らすことができるわけです。


さっそく、「簡単!だけど重要なエコドライブの3項目」をご紹介します。

その1:アイドリングストップ

信号待ちや渋滞時等は、実際に移動していないにもかかわらず、エンジン・車内のエアコンやカーステレオ等の稼働の為にガソリンが消費されています。これをアイドリングと言います。この分のガソリン消費は無駄そのものです!10分間のアイドリング(ニュートラルレンジ、エアコンOFFの場合)で、約130ccの燃料を消費します。信号待ちや渋滞時等に5秒以上停車する際には、徹底してアイドリングストップを行いましょう。

【アイドリングストップのポイント】

1. 無用なアイドリングをやめる

2. 待ち合わせや荷物の積み下ろしのための駐停車の際には、アイドリングをやめる


 ここで、アイドリングストップを行う時、気を付けてもらいたい点があります。

【アイドリングストップ実施時の注意点】

1.   信号待ち交差点では、無理のない範囲で

2.   けっして、あせらないこと

3.   坂道では、サイドブレーキを(アイドリングストップしないで下さい)

4.   先頭車両付近では行わない(エアバック等が機能しなくなります)

5.   右左折時には行わない(方向指示器が作動しません)

6.   アイドリングストップ中に何度かブレーキを踏むと効きにくくなる

7.   バッテリー上がりによる再始動不可に注意

もちろん、信号待ちや渋滞の際は、状況により適時判断して下さい。

 

次週は「簡単!だけど重要なエコドライブの3項目」のその2、その3をご紹介します。

「私のヒストリー」第10回

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 いつも私のヒストリーを読んで頂きありがとうございます。現在この連載は、大学生時代について書いていますが、新しい稿に入る前に、今回の震災において被災に遭われた方々にお見舞いを申し上げると同時に、不幸にも亡くなられた方々に心より哀悼の意を表する次第です。

私は環境問題に興味を持ち、少しでも私の経験がお役に立てればと469maランドに寄稿をしています。そして今回の災害が起きました。この災害は被災地だけでなく、地震・津波による原発施設への損害、そして放射能汚染という問題を引き起こしました。

情報はマスコミ報道で知るだけですが、今回の原発問題は国のエネルギー政策の大きな分岐点になるかもしれませんね。環境にクリーンなエネルギーとして進められてきた原子力がこういった事故を引き起こしてしまう。大きな見直しが入るのではと思う次第です。 

この事故と同時に計画停電がスタートしました。電車の運行状態は読めない。家の電気が使えない。加えてガソリンが買えない、そして様々な品不足。いろいろなことが私達の回りに起きています。不便を感じた人は多いと思います。そしてこの不便さと同時に、私達の生活は恵まれていたのだな、としみじみ思った次第です。

 思えば幼い頃、美しい野山、海、川の中で育ち、私は太陽の光を存分に浴びていました。そして戦後の発展と共にいろいろなモノに恵まれてきました。経済の発展はその便利なモノもさほどの苦労も無く手に入るようになっていました。

 今私の回りを見回すと、こまめな消灯を含めた節電をやる方が増えだしております。使いっぱなしから、気を使う形に変わってきています。被災地の方々は、大変な心労を受けこれから前に進もうとしています。被災していない私達が、多少の不便さはあっても我慢していかなければならないことだと思います。

 そして今回の停電に始まり、ちょっとした節電の動きが広まれば、大きな一歩になるのではと思います。使いっぱなしから、考えて使う。家庭も企業も真剣に考える時が来たのかもしれません。

 環境問題の根本は、持続可能な社会を作り上げることです。即ち、次世代を担う子供達に少しでもより良い環境をバトンタッチしていくことです。

 一日でも早く被災地の方々に活力が戻り、街が復興する。そしてその手助けを被災していない我々が積極的に支援していく。私なりにサポートしていきたいと考えています。

 


今夏の電力不足規模について

こんにちは。震災のあった3月も終わり、新年度が始まりました。


しかしながら、震災の影響は甚大であり、福島原発をはじめ、予断を許さない状況です。

私も微力ながら支援していければと考えています。

 

さて、東京電力管轄下の夏場の電力ですが、現在の予想では1500kWの不足となる見込みです。

これはどの位の量か分かりますか?

1時間に約400万リットルの原油を燃やさなければ、これだけの電力を得ることができないのです。

発電所が5つほど必要な量です。

 

この夏が猛暑にならないことを祈りつつ、節電に励み、必要な人に電力が行き渡るようにしましょう。

早稲田大学 小野田准教授のワンポイントエコ授業
 
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