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2010年5月アーカイブ

 はじめまして。早稲田環境研究所の新入社員その2です。

 

 さて、私引越して2ヶ月たちますが、ずっと気になっていたことについて書こうと思います。

みなさん「電球」は何をお使いですか?

私の家には「白熱電球」が3個ついてます。ずっと付けていると熱くなるやつです。

最近は「蛍光灯型電球」や「LED電球」などが売れていますね。

「電球型蛍光灯」や「LED電球」が果たしてどれほど電気料金を下げられるのか1人暮らし男性の場合で計算してみます。

なお、99%は自分が蛍光灯型電球に変えるかどうかを決める為に計算してます。

 

 私の場合、お風呂、トイレ等々で1日当りおおよそ1.5時間程度白熱電球を使っています。

それでは1ヶ月あたりどれほどの電気代なのでしょうか?(普通の白熱電球の消費電力は60Wです。)

60W×1.5h×30日=2.7kWh

電気料金は1kWh当たり18円なので、1ヶ月当たり50円ですね。

 

 さて、これを電球型蛍光灯に変えた場合、いくらになるでしょうか?

インターネットを駆使して蛍光灯の消費電力を調べたところ、13kWhでした。

これも11.5時間使うとすると、

13W×1.5h×30日=0.6kWh

電気料金は1kWh当たり18円なので、1ヶ月当たり10円ですね。

安い、安すぎる・・・との結果になりました。

 

 LED電球に変えた場合、いくらになるでしょうか?

こちらもインターネットを駆使して蛍光灯の消費電力を調べたところ、6kWhでした。

文明の利器ってすごいですね。

これも同様に計算すると、

6W×1.5h×30日=0.3kWh

電気料金は1kWh当たり18円なので、1ヶ月当たり5円ですね。

なんと!!こんなに安いならトイレで生活するレベルですね!

 

 まとめますと、11.5時間の使用で1ヶ月あたりの電気代が白熱電球:50円、蛍光灯型電球:10円、LED電球:5円でした。

次回は何年で元がとれるの?そして本題のどのくらいエコなの?といったところを検討します。

 

kankyo_anna_konnna.jpg

さて、「家庭におけるCO2削減」をテーマに、
あんな見方やこんな見方をしてきましたが、
このテーマの最終回では、
?
にて話題にあげた「洞爺湖サミット」の宣言、
2050年までに世界全体の温室効果ガスの排出量を
少なくとも2000年と比べて50%削減する」
という達成目標についてもう一度考えてみたいと思います。

今までにご紹介したCO2 排出量削減に関する記事を踏まえ
家庭におけるCO2排出量を50%削減するためには、
どのようなことをすれば良いのか
早稲田環境研究所の研究員が計算をしてみました。



100521_1.gif
図1 1世帯あたりの年間CO2排出量

行動改善については、第25回と第26回で説明しましたね。
オール電化とは、火を使用しているモノを全て電気に変更するということです。
照明交換とは、白熱灯や蛍光灯を全てLEDライトに変更するということです。
廃棄物削減やオンデマンド化は、第27回で説明したように、
レジ袋などの包装類などを削減したり、書籍や新聞などの媒体を全て
電子化した場合を想定しています。
太陽熱利用については、前のブログで説明しました。

さて、皆さんすでにお気づきかもしれませんが、
CO2
排出量を50%を実現するためには、
少なくとも太陽熱利用を行わなければならないんです。

すなわち、簡単な努力では、CO2排出量50%削減は
実現できないということなんですね。

それだけ、「洞爺湖サミット」で宣言された目標は、
ハードルが高いということになります。

そうです。この目標を達成するためには、
469ma
ランドの皆さんが先頭に立ち、
世界中の皆と協力しながら
努力して行かなければならないんです。

ということで、今回はここまで。

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私たちが生活する上で、どうしても欠かせないモノってありますよね?
たとえば、エアコン。テレビだってそうです。
レジ袋がエコバックに代替できるように、
エアコンを〇〇に代替する...なんてことは今はまだできません。


100514_1.gif
図1 各製品の使用による年間1世帯あたりCO2排出量

その製品を代替できないのであれば、
その製品のもととなっているエネルギー源を変更してみてはいかがでしょうか。

例えば、ENEOSの「家庭用燃料電池 エネファーム」や
エコな給湯器「エコキュート」などが有名ですね。

そして、今注目されている家庭用エネルギーシステムに
「太陽熱利用」システムというものがあります。

太陽エネルギーといえば、太陽光発電が有名ですが、
太陽熱利用システムでは、家の屋根などに設置した太陽熱温水器で温水を作り、
それを、お風呂や給湯に使うことができます。

太陽熱利用システムを使用するだけでも、
30
%以上のCO2 を削減することができるんですよ。

是非、皆さんも「太陽熱利用」について調べてみてください。

kankyo_anna_konnna.jpg

生活においてCO2を削減する手段は、何も行動改善だけではありません。

時代の進歩によりいらなくなったり、
代替可能になるものってあると思いませんか?

例えば、割りばし。
最近では、ラーメン屋さんなどで何回も使用できる
プラスチック製の割りばしが置かれるようになってきましたね。

また、書籍が携帯電話などで読める電子書籍も流行ってきました。

その他には、どのようなモノがあるのでしょうか。
そこで、早稲田大学の学生に「いらないものアンケート」を行ってみました。
アンケート結果はこちら


100506_1.gif

包装類や割りばしを不要だと考えている人や、
紙などの情報媒体が不要になると考えている人が多いようですね。

確かに、CDDVDなどは、音楽や映像を再生することが「目的」ですから
その「手段」であるCDDVDは必ずしも必要ではないわけです。

いま、「目的」と「手段」をあえて強調しましたが、
環境問題を考える上で、色々なモノを「目的」と「手段」に
分けて考えるということは大変重要なことなんです。

「分ける」は「わかる」につながります。

例えば、自動車は、素早い移動を「目的」とした結果
その「手段」として開発されたわけですから、
自動車に代わる新たな移動「手段」が開発されれば、
自動車は不要になるかもしれないのです。

こんな風にして、469maランドの皆さんも
今の生活を振り返ってみて下さい。

エコな新発明ができちゃうかもしれませんよ!

早稲田大学 小野田准教授のワンポイントエコ授業
 
みんなで学ぼう!地球で起きてるこんなこと 
 
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早稲田環境研究所
 
NPO法人469maネット
 
このシロクマランドは早稲田環境研究所と地球健康クラブが共同で運営しております。

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