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今月のクローズアップ食材「ミント」

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  この春に、ベトナムのホーチミンに行ってきました。ベトナムを訪れるのは7年ぶりなのですが、相変わらずバイクと騒音にあふれていて、そしてやっぱり強烈に蒸し暑い! 暑さに耐え切れず逃げ込む食堂で、必ず"どかーん"とテーブルの上に出てくるのが「葉っぱセット」。いや、一見すると雑草セット? とも思えるもの。でも一枚一枚よく見ると、レタス、ホーリーバジル、どくだみ、香菜、しそ、ミントと見かけたことのある葉野菜たち。これで揚げ春巻きなどの揚げ物料理をくるんだり、麺料理にたっぷりトッピングします。すると、軽い苦味や清涼感が口の中に広がって、どの料理もさっぱり! 暑くて食欲がないときも、いくらでも食べられる気分になります。とりわけミントの存在感は強く、欠かせないものでした。これから日本もジメジメ蒸し暑い季節。気分が塞いだりイライラしがちなこの時期、ミントで爽やかに過ごすというのはいかがでしょう。

  ギリシャの哲学者アリストテレスの著書「疑問集」の中にこんな一節があります。「ミントには人の体を冷やす効果があるため、争うことがばかばかしくなるので、戦争中は食べてもいけないし、植えてもいけない」と。清涼感を感じるのはメントールという成分。消化促進や強壮、消毒、鎮痛、鎮痒作用もあり、ハップ剤など薬用にも活用されています。また精神的なストレスや吐き気などにも効果があるとされています。最近では、ペパーミント精油に病原性大腸菌のO-157に対して、強い殺菌力があるという実験結果も出ています。

  さて、ミントといってもその種類は様々。強い清涼感があり、ミントの代表といえるのがペパーミント。料理、デザート、飲料、化粧品、歯磨きなどに活用されます。スペアミントもペパーミントと並んで活用度の高いミント。清涼感の中にも甘さを含んだ香りがあります。その他りんごの甘い香りが特徴で、ハーブティーやポプリに使われるアップルミント、オレンジの香りのオレンジミント、パイナップルの香りのパイナップルミント、葉のふちがのこぎりのようにギザギザになったクールミント、地面に這うように伸びて香りの芝生を作ってくれるペニーロイヤルミントなどがあります。また日本のハッカ飴に使われているのもミントの仲間です。正式名を和種ハッカといい、ペパーミントよりもさらにメントールの含有量が多いそうです。

  ミントは暑さや寒さに強く、摘んでもまた生えてくる育てやすいハーブなので、ガーデニングもいいですね。ところでミントを手に入れても、ハーブティーを入れるくらいで使い道がなく残ってしまうというお悩みはありませんか。空き瓶にミントの葉を詰めて、無水エタノールを注いでミントを浸し、2週間冷暗所に置いた後、ミントを取り出してスプレー容器に移せばエアフレッシュナーの完成。また風通しのよい場所につるしてドライにして、ポプリや入浴剤もおすすめです。そしてもちろん、今回のレシピを試してもらえるのがイチバンです!

                       

                        レシピ「鶏手羽先のグリルミント風味」

  ミントを多用するベトナム料理のほか、ジャガイモとグリーンピースをゆでる時、ミントを鍋に入れるのはイギリスの家庭料理。またラム肉のローストには、ミントでつくったミントソースで匂い消しと風味漬けをするそうです。日本では料理としてはなじみが少ないミントですが、今回は手軽な鶏肉料理の香り付けに使ってみることにしました。甘みと酸味、そしてミントの爽やかさが、鶏の脂とマッチして、想像していた以上に美味。お肉は豚肉や牛肉でもおいしいと思います。

[材料4人前]
鶏手羽先...8本
ホワイトペパーミント...5?6本
ペコロス(小たまねぎ)...8個
ミニトマト...8個
マッシュルーム...8個
レモン汁...小さじ2
ハチミツ...大さじ1
塩...小さじ1/2
こしょう...少々
オリーブオイル...大さじ3

[作り方]
1. ホワイトペパーミントをみじん切りにする。

2. 鶏手羽先をポリ袋に入れ、ホワイトペパーミント、レモン汁、ハチミツ、塩、こしょうを入れて、鶏手羽先の全体にいきわたるようにポリ袋の上から揉みこむ。オリーブオイル大さじ2を足して、さらに揉みこんで、鶏手羽先をポリ袋の中で平らに並べて1?2時間漬けておく。

3. ペコロスは皮をむいて、芽と根の部分をカットする。ミニトマトはヘタを取り、マッシュルームは土がついていたら切り取るか、布などでふき取る。オーブンを180℃に温めておく。

4. 天板にオーブンシートをひき、2の鶏手羽先、3の野菜を並べ、野菜には塩・こしょうを振り、オリーブオイル大さじ1をふりかける。

5. 180℃のオーブンで40分間焼く。

6. 皿に盛り付ける。

 

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                                         (ミントの苗2種)
ペパーミントには2種類あります。右は葉や茎が紫緑色のブラックペパーミント、左は葉が明るい色のホワイトペパーミント

 


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                                     ( ホワイトペパーミント)
料理にはブラックペパーミントより葉の柔らかいホワイトへパーミントを使いました。スペアミントでもOKです

 


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                                            (漬け込み)
ポリ袋の上から揉み込んで漬けるので手が汚れずラク。ジッパーで封ができるポリ袋が便利です

 


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                                    (オーブンに入れる前)
付け合せは丸い野菜で統一してみました。ブロッコリーやアスパラなど、焼いておいしい野菜ならどんなものでも

 


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                                            (盛り付け)
皮がパリパリ、中がジュワッ。ハチミツの甘みとミントの爽やかさがベストマッチ。焼いているので、香りは爽やかでもメントールが強すぎず、お子さんも好きな味だと思います