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「蕪栗沼・ふゆみずたんぼプロジェクト」は、震災復興と地域活性化のために宮城県大崎市が取り組むプロジェクトです。大崎市には日本最大のマガン越冬地である「蕪栗沼」があります。蕪栗沼と周辺水田は、200511月にラムサール条約湿地にも登録されました。冬になるとシベリアから渡ってくるマガンや白鳥などの渡り鳥が10万羽を超え、昼は沼周辺の田んぼで落ち穂をついばんだり、水を張った水田で過ごしています。日没前には四方八方から帰ってきて「ねぐらいり」をします。朝、日の出頃にいっせいに田んぼへと飛び立つ姿は、地響きのような音をともない壮観です。3月ともなると、ふたたびシベリアへの4,000kmの帰路につきます。


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朝一斉に数万羽のマガンが飛立つ


 以前は、蕪栗沼の水面が狭く、年々増える渡り鳥が越冬できる環境を保つことや、沼の水質悪化を防止すること、そして渡り鳥が稲の穂を食べてしまう食害が、大きな課題となっていました。そこで、2003年、地域の10軒の農家が、これらの問題を解決するために、渡り鳥との積極的な共生を目指す取組みを始めました。それが、冬期間水田に水を張る「ふゆみずたんぼ」です。冬は田んぼを渡り鳥の休息地として、春から秋にかけては有機栽培でお米づくりを行います。


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日中田んぼで過ごす白鳥


 「ふゆみずたんぼ」により冬場に稲わらの分解が進み、今では微生物や生きものがすっかり豊富な土壌になりました。生きものとの共生をめざす農家の思いが育んだ「ふゆみずたんぼ米」の誕生です。ちなみに大崎市はササニシキやひとめぼれ発祥の地でもあります。一粒一粒に大自然の命が宿る、自然にも身体にもやさしいお米ができるようになりました。


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黄金の稲穂。上空にマガンの群れ


 地域の農家、NPO、市民、事業者、自治体が協働し、取組んできた豊かなコミュニティづくり。生地域の人々の営み、自然の美しさ、命の大切さを沢山の方に知っていただきたい、ふゆみずたんぼを広めたいという思いで、「蕪栗沼・ふゆみずたんぼプロジェクト」(2011年度、総務省「緑の分権改革調査事業」)が始まりました。


 プロジェクトでは絵本や映像の制作をはじめ、仙台で開かれているマルシェやツアーを開催してふゆみずたんぼや渡り鳥、そこでできたお米のプロモーション活動に着手しているところです。また、蕪栗沼の陸地化を防ぐために沼に生えている葦(よし)をペレットに加工して、熱源に使おうという試みも行っています。さらに、「ふゆみずたんぼ」が津波被害を受けた水田の塩害抑制に効果があることから、南三陸や石巻などの周辺自治体の被災水田のふゆみずたんぼによる復興にも取り組んでいます。


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上空から見た蕪栗沼


 ふゆみずたんぼによる有機農業、10万羽を超える渡り鳥との共生、美しい自然など、命を育み、大切にする温かい気持ちが地域の人たちから伝わってきます。ここでも、地域の市民、農家、NPO、事業者、自治体が協働し、豊かなコミュニティが育まれています。

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大根の古くからの呼び名は「すずしろ(清白)」。そう、春の七草のひとつです。大根には消化酵素のジアスターゼが豊富に含まれており、消化を促進して胃酸をコントロールし、胃もたれや胸焼けを解消します。その効果は胃腸薬にも配合されるほど! 年末年始の暴飲暴食で、疲れた胃腸を復活させるのにピッタリの野菜です。胃腸が弱ってくると、体力や免疫力が低下して、風邪もひきやすくなるので、ぜひこの時期に大根を食べて体調を管理しましょう。

大根の成分は胃腸の働きを助ける他、辛みにはアリルイソチオシアネートというからし油の成分があり、痰を切る効果もあります。また大根に含まれるビタミンCは、肝臓の働きを助ける作用があるため、飲み過ぎにも有効です。

大根の旬は秋冬で、全体の7割を占めます。日本の大根生産量は世界一とされていますが、作付面積・収穫量とも減少してきているのが現実です。また現在の主流品種は「青首大根」で、作付面積の98%を占めるそうです。辛みが少なく甘みが強いこと、地上に伸びる性質が強く収穫作業が楽なことなどから昭和50年代に急速に普及しました。水分が多くて柔らかく、煮崩れしにくいので調理がしやすく、おろしても辛味が少ないのが特徴です。

その他の品種には、世界最大の大根として有名な「桜島大根」、カブのような形の京野菜「聖護院大根」、汁気が少なくとても辛いミニサイズの「辛味大根」、ゴボウのように細い「守口大根」、緑の部分が少ない「白首大根」などがあります。また神奈川産の「三浦大根」は大正時代に地大根と練馬種を交配改良したもので、かつてはおでんや正月のなますは三浦大根に限る、というほどだったのですが、今ではほとんど見られなくなりました。そのいちばんの理由は大き過ぎること。株間を多く取らなければいけないため、作付けが少なくなってしまううえ、収穫の時に力がいるため作業が大変です。さらに店頭でも場所を取り過ぎてしまうため、敬遠されるようになってしまいました。これだけたくさんの品種がありながら、青首大根ばかりになってしまったのは少し残念でなりません。料理に合わせて様々な地大根を選べるようになることを願っているのは私だけではないでしょう。

さて、大根は葉に近い部分ほど辛味が弱く、下にいくほど辛味が強くなります。また大根おろしにする際、甘くしたいときは葉に近い方を使用し、おろし金に対して垂直に立て、優しく円を描く様におろすのがコツ。一方ピリッとした辛さを味わいたいときは先端部分を使用して、おろし金に対して直線的に、力強くおろすのがコツ。細胞がより細かく破壊され、辛み成分が活性化するからです。

最後に「大根役者」の語源について。様々な説があるものの、大根は食材として利用範囲が広く、どのような調理で食べても消化を促進し、めったなことでは食あたりしないことから、「役者として当たらない」=「大根役者」となったというのが有力です。大根のいいところが、マイナスの慣用句に使われているのですね...。





レシピ「大根と手羽元のトマトスープ煮」

 

大根といえば和食になりがちですが、洋風のスープ煮にすれば子供も喜んで食べてくれそうです。しかも鶏とトマトでダシが出るため、調味料は塩・こしょうのみと簡単! 捨ててしまいがちな葉の部分も、ビタミンCやビタミンAなどがたっぷり含まれています。薬味に使って一緒に食べましょう。大根と鶏手羽元を短時間で柔らかく仕上げるため、今回は圧力鍋を使用しましたが、普通のお鍋で作る場合は弱火で30分くらい、アクを取りながらじっくりと煮てくださいね。

 

 [材料約3-4人分]

大根...1/2

鳥手羽元...4-5

ミニトマト...8

サラダ油...小さじ2

塩・こしょう...適量

 

[作り方]

1. 大根は皮をむき、2?くらいの厚さの半月切りにする。葉は根に近い部分を小口切りにする。

2. 圧力鍋にサラダ油を入れて弱めの中火で鶏手羽元の皮の部分を下にして焼付け、裏返して両面に焼き色をつける。

3. 大根を加え、両面に焼き色をつける。ヘタを取ったミニトマトを加えて、ヘラなどでトマトをつぶしながら炒める。下味に塩少々を加えて炒め合わせる。

4. 600mlを加えてふたをして、沸騰してから10分間煮る。火を止め、そのまま自然放置して内部の圧力を下げてからふたをはずす。

5. 再び火にかけて味見し、塩・こしょうを加えて調味する。小口切りにした葉の部分を加えて火を止める。

 

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青首大根です。保存の際は葉から水分が蒸発してしまうため、葉を切り取っておきましょう

 

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今回使用しない大根の皮も捨てずに、細切りにして大根の葉の小口切りとちりめんじゃこと一緒に炒めてキンピラにするのがおすすめです

 

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コンソメを使わない代わりにしっかりと焼き色をつけるのがコツ。おいしいダシが出ます

 

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圧力鍋での調理はふたを開ける瞬間が楽しみ。おいしそうなスープに仕上がりました

 

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短時間調理で鶏肉も大根も柔らか。シンプルだけれど滋味豊かな料理です

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震災から9か月、当初は毎月のように、ここ数カ月は毎週のように東北に通っています。行先はいろいろです。宮城県気仙沼市、大崎市、南三陸町、石巻市、亘理町、岩沼市、塩釜市、そして福島県いわき市・・・

被災地の様子を拝見し、被災された方からお話をうかがい、ボランティア活動に参加するなどしました。7月には認定NPO法人女子教育奨励会(JKSK)が主催する「結結(ゆいゆい)プロジェクト 東北と首都圏の女性交流会 第1回車座 in亘理町」に実行委員の一人として参加しました。

「結結プロジェクト」は、JKSKが東日本大震災を機に、東北で復興活動に取り組む女性たちの課題や取り組みに関し、首都圏の女性たちが共に考え、支援・協力・応援をしていくために立ち上げたものです。東北で活動する女性と、首都圏で社会の課題を解決することを仕事としている女性たちとの車座(交流会)を定期的に開催していきます。回を重ね、参加者を増やすことによって、新しい価値観で新しいコミュニティを創造する女性ネットワークを100人以上に拡げていこうという考えです。もちろん、女性だけではありません。志を同じくする男性にも参加いただいています。

亘理町で開かれた1回目は、ボランディアセンターや津波被害の現場訪問の後、蔵王のホテルに場所を移し活動報告会、そして翌日午前中3時間をかけて、東北の女性たちが抱える課題の解決策を皆で話し合うワークショップを行いました。参加者は東北・首都圏合わせて42人、男性も5人ほど。

 

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東北と首都圏の女性たちが熱心に語り合う

 

その場で出されたアイディアのいくつかは実際にプロジェクトや調査が始まりました。また、「次の車座の開催をぜひいわきで!」という福島県いわき市からの参加者の要望を受け、12/2から3日、第2回車座がいわき市で開催されました。今回は見学や意見交換に加え「未来のエネルギーを考えるシンポジウム」も開催しました。

 

移住先としても人気だったいわき

福島県いわき市は人口約33万人。東北地方で最大の工業都市です。また、フラガールで有名なスパハワイアンズや温泉、水族館など多彩な観光資源があり、観光客数は県内第1位の年間約1,102万人でした。また、東北地方では年間日照時間が最も長い地域でもあります。

震災前のいわきは、首都圏から高速道路で2時間半と比較的近く、海があり温暖な気候ということもあり人気の移住先でした。それが、震災により津波、地震、原発事故の甚大な被害を受け、海では海水浴も漁もできなくなってしまいました。農地は耕作されない場所が増え、農産物は放射線が検出されずとも売れません。また、湯本温泉や海水浴場などもありますが、観光客の姿もほとんどありません。

 

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久ノ浜地区。解体される家屋に咲く花

 

今回の参加者は60人ほど。地域の課題解決を検討するワークショップは8つのテーマで話し合いました。いわきを再生可能エネルギーの拠点にしよう、畑に綿や菜種を植えよう、若い人考える復興計画をつくろうなど、様々なアイディアが出されました。

実際、いわきは使用されている電力使用量の約3倍の再生可能エネルギーのポテンシャルを有する町です。長い日照時間を活かした太陽光、風力、温泉熱、小水力・・・多くの可能性があります。

 

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各地から専門家・実践者が集まったシンポジウム

 

2012年、これからが復興活動の本番です。特に原発事故の被害を受けた地域の震災復興にはこれから長い年月がかかるでしょう。いわきの海で特産だった「メヒカリ」という魚を食べることができる日もまた来るにちがいありません。私はいわきで出会った皆さんと一緒に、再生可能エネルギーを中心とした地域コミュニティづくりに来年は取組みたいと考えています。

 

※認定NPO法人JKSK http://jksk.jp/j/index.html

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先月のほうれん草に引き続き、冬が旬の葉野菜、小松菜の登場です。小松菜は冬場に収穫されるため、"冬菜"とも呼ばれます。寒さに強く、霜を受けるとより一層おいしくなる元気野菜です!

我が家の食卓で、いちばん出番の多い葉野菜がこの小松菜。他の葉野菜と比べて味にクセがないので、和洋中さまざまな料理に使えるのでとても重宝なのです。シャキシャキとした食感がよく、下茹でせずに手早く調理できるというのも出番の多い理由ですね。

 見た目はほうれん草に似ていて、含まれる栄養素もビタミン類、カルシウム、カリウム、鉄などほうれん草とほぼ同様ですが、カルシウムの量は、なんとほうれん草の5倍も。このカルシウムは骨や歯の発育に役立ち、骨粗しょう症の予防には欠かせません。また成長期のお子さんにも積極的に食べてもらいたいですね。さらにカルシウムは神経の伝達をスムーズにして気持ちを落ち着かせてくれるので、ストレスが溜まってイライラしているときにもオススメ。その他、鉄は貧血予防に、ビタミンA(β-カロチン)は風邪予防に効くので、これからの季節にはピッタリなのです。

小松菜の名前の由来は知っている人もいると思いますが、日本では東京都江戸川区"小松"川が原産地だからです。八代将軍徳川吉宗が、小松川の近くに鷹狩りに来て、神社で昼食をとった際に出された葉野菜の汁物のおいしさに感激して、地名から小松菜と名付けたといわれています。今でも生産地は関東地方が中心で全国の8割を生産、そして相変わらず東京都が日本で一番の産地です。大都市の東京で育っているなんて、小松菜はなんだか人間同様に、どんな環境でも負けずにがんばっているイメージがします。そんなことを思いながら、おいしくいただきましょう。

  食べ方はさっと茹でて和え物やおひたしが手軽です。茹でたら塩とゴマ油、一味唐辛子でよくあえて、ナムルにするのが私は好きです。また油炒めのように油を使って調理すると、ビタミンAの吸収率がよくなります。和風だけでなく、ベーコンや卵などと一緒に洋風炒めもおいしいですよ。アクが少ないため離乳食にも向いています。下茹でしたらみじん切りにして、すり鉢やフードプロセッサーですりつぶして、料理に加えるといいですね。ビタミンCは壊れやすいため、加熱はできるだけ短時間にしましょう。小松菜は傷みやすく、葉が黄色くなったら鮮度の落ちた証拠。ぜひその前に食べてくださいね。

 

 

 

 

 

 

レシピ「小松菜とこんにゃくの油炒め」

 

小松菜のビタミンAを効率的に吸収する炒めものです。これは、今は亡き私の義母の得意料理でした。宮城県の主人の実家に遊びに行ったときに作ってもらい、初めて食べたときはそのおいしさに感動。これぞ"和食の油炒め"というシンプルな料理で、動物性の脂肪が一切入っていないのに、しっかりとコクがありご飯のおかずにピッタリ。突きこんにゃくがなければシラタキでもOKです。さつま揚げの代わりにちくわや鶏ささみ肉、ツナの缶詰もおいしそうですね。

 

 [材料約3-4人分]

小松菜...1

突きこんにゃく...1パック(200g)

さつま揚げ...2

だし汁...大さじ2

しょうゆ...大さじ11/2

酒...小さじ2

キビ砂糖...小さじ2

ゴマ油...小さじ2

 

 

[作り方]

1.小松菜はサッと洗い、4センチ幅くらいに切ってから水の入ったボウルに入れて泥をしっかり取り、手ですくい、ざるに上げて水気を取る。

2.さつま揚げは1センチくらいの短冊切り、突きこんにゃくは長い場合は食べやすい長さに切る。

3.フライパンを中火で熱し、さつま揚げを並べ(油は不用)、全面に焼き色がつくまでころがしながら炒める。突きこんにゃくを加え、水分がなくなるまでしっかり炒める。

4.小松菜を加えて炒め合わせ、だし汁を加えて水分を具材に入れるようにさらに炒め合わせる。

5.小松菜がしんなりしてきたら、酒、キビ砂糖、しょうゆを加えて炒め合わせ、最後にゴマ油を加えて強火にし、一気に炒め、皿や鉢に盛り付ける。

 

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葉がピンとして緑の濃い小松菜を選びましょう

 

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材料はこれだけ。準備しやすい食材ばかりです

 

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焼き色がつくまでさつま揚げを炒めれば、全体の味の"コク"になります

 

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小松菜一把分を加えるとフライパンの中は小松菜でいっぱいになっちゃいますが...

 

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中火で炒め合わせるとあっという間にカサが減りますね

 

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ゴマ油を最後に加えたので、少量でも香りとコクが生きます。
ヘルシーなのでたくさん食べてもOKです

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「リトルプレス」をご存知ですか?個人や仲間とつくる小冊子のことで、大手の流通を通さずに販売する出版物です。全国各地でリトルプレスが出版されています。金沢の『そらあるき』、倉敷の『暮らしき』など、それぞれ地域の魅力を丹念に暮らし目線で取材し制作されています。各地のリトルプレスを集めている書店もあります。


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各地で発行されている

 

『弁当と傘』というリトルプレスが兵庫県豊岡市でも10月下旬に発行されました。一瞬このタイトルを見て、どういう意味?と思ったのですが、ああそうか「弁当忘れても、傘忘れるな」は、子供が学校に行くときに、おばあさんが毎日そう言うほど、豊岡や但馬(たじま)地域は雨が多いという話を聞いたことを思い出しました。

 

表紙は豊岡市城南町にある昔ながらの商店に3歳の女の子が傘を持って立っている写真です。懐かしい温かい気持ちになる表紙です。もくじページには菜の花が満開の円山川の美しい写真が載っています。


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『弁当と傘』

 

創刊号ということもあり、特集は「人をとりこにする鳥 コウノトリ」。出石の皿そばや、但馬唯一の映画館である「豊岡劇場」、なつかしいおやつなど紹介されています。行ってみたい、食べてみたいものがいくつもありました。今日の弁当というページには中貝市長の愛妻弁当も。ご飯はもちろんコウノトリ育む農法で育てられたお米だそうです。

 

『弁当と傘』を制作したのは豊岡や但馬が大好きなデザイナー、ライター、企画などの仕事をしている30代の女性4人です。そのお一人である山根和恵さんにお会いしてきました。山根さんは「蜩珈琲(ヒグラシコーヒー)」戸牧(とべら)店の店長さんです。


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蜩珈琲店長の山根さん

 

蜩珈琲が豊岡にオープンしたのは82年前の1930年のこと。山根さんは創業者のお孫さん大阪の大学を卒業して豊岡に戻り、蜩珈琲本店で5年務めた後、戸牧店の店長になりました。本店時代は商店街の販促委員会に所属し、色々なイベントや企画を提案し実施してきました。そして2年前、『弁当と傘』の発行人でありこの本の企画を温めていたグラフィックデザイナーのスワミカコさんと出会いました。今年3月末からメンバーはそれぞれ仕事の合間をぬって取材や編集にあたり、半年余りをかけて完成しました。

 

「町がどんどん新しいものに切り替わっていく。古い店など良いものが無くなってしまうので、残していきたいものを紹介していこうと。」と山根さん。

よそに行っていたからこそ、改めて気がついた故郷但馬の魅力。建物は一般的には経年劣化していくと言われますが、住まい手や地域の人たちが大切にしていくことで、建物も町も経年優化させることができると思います。

 

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豊岡市のアンテナショップ。今年9月オープン

 

32ページ、フルカラーで600円。蜩珈琲店で買うことができます。すでに鳥取、福知山、大阪、京都、そして東京の有楽町交通会館1Fにある豊岡市のアンテナショップ「コウノトリの恵み 豊岡」でも販売されているということです。

あなたの街にもリトルプレスありますか?

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今月は11月から翌年1月頃に旬を迎えるほうれん草です。一年中出回っていますが、冬のほうれん草は甘みが強くて味も濃く、栄養価もぐんとアップします。ところでみなさんはほうれん草の「ほうれん」の意味を知っていますか。ほうれん草の原産地はコーカサスからイランにかけての西アジア。「ほうれん」は漢字で「菠薐」と書き、中国語でペルシャ(現在のイランにあたります)のことを意味します。日本へは江戸時代初期に中国から伝わりましたが、その際ペルシャからシルクロードを経て、中国に伝えられたため、「ペルシャの草=ほうれん草」と名付けられたといわれています。

現在、日本で出回っているほうれん草のほとんどは国産で、貴重な自給野菜のひとつ。一部に輸入品もありますが、冷凍食品などの加工食品として扱われることが多いようです。

みなさんの中には子供の頃、ほうれん草の缶詰を食べるとパワーアップするアニメの「ポパイ」の姿を見て、「ほうれん草を食べると強くなれる」と信じていた世代の人もいるのではないでしょうか。確かに、ほうれん草の栄養は他の葉野菜と比べても優秀です。ビタミン、ミネラル類が豊富で、特にビタミンAは一日の必要量は、葉でわずか6枚程度(120g)で足ります。このビタミンAは、粘膜や皮膚、髪を強くしてくれます。また牛レバーに匹敵するほど鉄分が豊富で、貧血予防にも。消化吸収もよく、食物繊維が胃腸の調子を整えてくれます。

ただし、ほうれん草には結石の原因になるシュウ酸が多いので、食べ過ぎには注意したいのですが、調理の仕方でシュウ酸を減らすことができます。シュウ酸はほうれん草の特徴でもある「あく」の成分なので、茹でて水にさらせば溶け出します。そのまま炒める場合でも、カットした後、しばらく水にさらすといいでしょう。最近では、品種改良でシュウ酸を少なくした、生で食べられる「サラダほうれん草」も出回っています。

ほうれん草を選ぶ際は、葉が肉厚で、緑色が濃いものがおすすめです。また根元が太く、赤みが強いものが、甘みのあるほうれん草の証拠です。

ところで近年、よく見かけるのが「ちぢみほうれん草」。葉が立っている一般的なほうれん草とは違い、葉が横に生えて丸く広がったような独特な姿をしています。しかも厚めの葉の表面は縮んだようなシワが入り、色も一般のほうれん草に比べて濃いのが特徴。これは「寒じめ栽培」という方法で霜を葉の全体に当てるため、ほうれん草の凍結から身を守るという防衛作用が葉を引き締めるからです。この際、甘みが凝縮させるので、一般のほうれん草より甘みがアップ。さらにビタミンCは一般のほうれん草の約3倍もあるそうです。アクが少なく食べやすいのも魅力。旬は12月以降と、本格的な冬にならないと出回りませんが、この冬、見かけたらぜひ試してみてくださいね。

 

 

レシピ「翡翠チャーハン」

 

ほうれん草で全体が翡翠色になるから「翡翠チャーハン」。横浜中華街に「翡翠チャーハン」で有名なお店がありますが、こちらはほうれん草をペーストにして使うため、本当に全体が翡翠色でキレイなのです。でもペーストだと水分が多いため、素人が作るとべちゃっとしたチャーハンになってしまいがち。そこで今回はほうれん草をみじん切りにして、作ってみました。2人分でほうれん草を1把分たっぷり使うから栄養豊富。ほうれん草が苦手なお子様も、チャーハンなら食べてくれるかも!

 

 [材料2人分]

ほうれん草...1

温かいご飯...300g

エビ...4

卵...1

長ねぎ...1/2

ザーサイ...20g

しょうゆ...小さじ1

オイスターソース...小さじ1

塩・こしょう...適量

サラダ油...大さじ1

 

 

[作り方]

1. ほうれん草を洗い、塩ゆでして、水にさらす。根の先のほうだけ切り取り(赤い部分は残す)、手でしっかりと水気を絞った後で細かいみじん切りにする。水分が多い場合はさらに手で握るようにして水気を切っておく。

2. ザーサイ、エビもみじん切りにする。長ねぎは小口切りにする。

3. ボウルに温かいご飯と割りほぐした卵を入れて、よく混ぜておく。

4. フライパンにサラダ油を中火で熱し、エビを入れてしっかり火を通す。3の卵ご飯を加えて炒め合わせる。

5. 卵に火が通りパラパラしてきたら、長ねぎ、ザーサイ、ほうれん草を加え、炒め合わせる。塩・こしょう、オイスターソースで調味し、鍋肌からしょうゆを加えて強火にし、炒め合わせたら火を止める。

6. 皿に盛り付ける。

 

 

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撮影日は時期が早かったため、葉が薄く根元がまだ小さめ。みなさんは葉が厚く、大きな根元の赤いほうれん草を選んでください

 

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一把分のほうれん草もみじん切りにして水気を取ると、これだけの量になります

 

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ザーサイはメーカーによって塩分が異なるので、塩分が強い場合は調味の際に塩を控えましょう。エビは大きめに切って存在感を出してもOK

 

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あらかじめ卵とご飯を混ぜておくと、炒める際に慌てずに済みます

 

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チャーハンは強火で一気に仕上げるのが秘訣ですが、なかなか難しいものですね。卵ご飯から作れば、中火でも大丈夫

 

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オイスターソースの隠し味が効いた、おいしいチャーハンです

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紅葉が見頃の季節になってきました。そして、新米や栗、キノコなど秋の美味でついつい食べ過ぎが大敵ですね。私は10月上旬には岐阜県飛騨市で開かれた「全国町並みゼミ」に参加し、各地で地域づくりをされている皆様と、地元の美酒・美味を楽しみながら交流してきました。

今年34回を迎えた同ゼミは、全国各地で町並みの保存に取り組む人たちが一堂に会するもので、500人近い参加者がありました。

 

 

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白壁土蔵街を流れる瀬戸川

 

飛騨市は岐阜県北部に位置し、2004年に旧古川町、旧神岡町、旧河合村、旧宮川村が合併した、人口27000人余りの町です。古川は江戸時代に増島城の城下町としてつくられ、今でも商人町が残っています。奈良・平安時代から大工として都に仕事に行った歴史から、飛騨の匠の技として代々受け継がれてきました。40年ほど前から町並み保存や市内を流れる瀬戸川の浄化運動に取り組み、今でも匠の技が息づく昔ながらの町屋や寺社が、豊かで落ち着いた町並みをつくっています。2軒の造り酒屋や土蔵、「飛騨の匠文化館」など町の歴史が暮らしの営みと共に息づいています。

 

 

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それぞれの家屋に花が飾られて

 

◆棚田と板倉の里

市内から車で30分の宮川町には「種蔵」という小さな農村集落があります。ここには石積みの棚田と地区内に点在する板倉が美しい農村景観をつくりだしています。板倉というのは木造の倉庫で米や味噌、種を保管する場所です。高齢化により棚田の多くが畑に変わっていますが、ミョウガとエゴマの産地になっています。ミョウガの花を見たことはありましたが、群生しているところを見るのは初めてでした。実が大きく、多くが京都の漬物になっているそうです。地元の特産品としてブランド化すれば良いのに、もったいないですね。

 

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美しい農村景観


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群生するミョウガの花

 

その集落にある施設「板倉の宿 種蔵」が秀逸でした。これは平成21年に体験宿泊施設としてオープンしたものです。古民家を移築し、囲炉裏や漆喰の落ち着いた部屋、お風呂の浴槽は檜でした。食事はもちろん地域の食材を使った郷土料理をいただくことができます。朝食には山菜の煮物や、鮎の一夜干しが付きますが、幸せな一日の始まりでした。

 

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「板倉の宿 種蔵」


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ほう葉味噌でご飯がすすむ

 

今回の「町並みゼミ」では、飛騨市古川の大工さんの匠の技と、住民の高い美意識に支えられた"まちなみ"。そして種蔵の豊かな"むらなみ"に感心しました。これら、町と村の住民が交流することで相互の価値を再発見し、双方の景観が残っていくのではないでしょうか。いずれにしても大阪や東京など都市部の無秩序な景観に比べてなんと質が高く美しいことか、と改めて実感した3日間でした。

 景観・文化・暮らしの技に触れる町歩き、村歩きお勧めです。

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豆類は良質のタンパク質や、食物繊維が豊富な食材です。数ある豆の中でも、日本の食文化に欠かせないのが大豆でしょう。味噌、醤油、豆腐、納豆、湯葉、もやし、きなこ、豆乳など、古くから日本人は調理、発酵、乾燥など、様々に加工して大豆を食べ続けてきました。また小豆も日本人には馴染み深い豆ですね。そして最近では、様々な珍しい豆も登場しています。もちろん私たち日本人は大豆食品を欠かすことはできません。かくいう私も、この世の中からお味噌がなくなってしまったら生きていけるかどうか...(ちょっと大げさですね)。でもこの機会に、「豆=大豆や小豆」ではなく、いろいろな豆を食べてみませんか? そこで今回おすすめしたいのが、「レンズ豆」です。なぜおすすめかというと、調理方法がとても簡単だから。乾燥した大豆は一昼夜水につけておかなければならないのですが、乾燥したレンズ豆の場合、そのまま調理しても十分柔らかくなります。「時間がかかるから乾物は苦手」という人にも、手軽に使っていただけるのです。しかも、お肉に似た食感があるので、お肉代わりに使えば栄養豊富なうえカロリーもダウン。キリスト教では、復活祭(イースター)の前の聖金曜日には肉を食べない習慣がありますが、その際にレンズ豆を食べるそうです。

その名は「レンズ」に形が似ているからかと思いきや、実は反対。レンズの発明は13世紀頃、ロジャー・ベーコンが文字の上に拡大鏡を置いて、拡大してみたのが最初とされています。拡大鏡の凸レンズがレンズ豆の形に似ていたため、レンズと呼ぶようになったそうです。ですからレンズ豆の栽培の歴史はとても古く、紀元前から栽培されていて旧約聖書にも登場するほど。小麦などと同じぐらい、古来より人類になじみがある栽培植物と考えられています。

レンズ豆の原産地は地中海地方といわれて、現在では地中海地方、インド地方などを中心に多く栽培されています。なぜか日本ではほとんど栽培されていませんが自然食品店や通信販売でオーガニックの輸入レンズ豆を購入することができます。ラテン語では lens、ギリシャ語では phakos、ドイツ語では linse、英語では lentil(古語では lens)なので、レンティルという名前で売られていることもありますので探してみてください。日本ではまだあまり馴染みがありませんが、インド・スペイン・イタリア・フランス料理ではスープや付け合わせなどでよく使われています。またイタリアでは大晦日の夜に、詰め物をして茹でた豚足の付け合わせとして食べるという風習もあります。レンズ豆の形が硬貨に似ているため、「来年、お金が貯まるように」という願いが込められているそうですよ。

レンズ豆は、ビタミンB群、ビタミンEや食物繊維がたっぷり。また鉄分はジャガイモの23倍以上も含まれています。ぜひ気軽に使ってみてもらいたいと思います。

 

 

レシピ「赤レンズ豆入りアランチーニ」

 

茶レンズ豆の茶色い皮を剥いて乾燥加工されているのが赤レンズ豆。皮の食感がないため、食べやすいのが特徴です。前述のように水で戻さずに使えて簡単に作れるうえ、そのボリュームと食感はお肉代わりのようでもあり、ジャガイモ代わりのようでもあり...。トマトとの相性もピッタリだし...。そこでイタリア料理のライスコロッケ「アランチーニ」に入れてみたところ、とてもおいしくできました! ボリューム満点でお子さんにも喜んでいただけるはず。ごはんに混ざったレンズ豆の食感をぜひ楽しんでくださいね。

 

 [材料4個分]

赤レンズ豆...50g

温かいご飯...120g

玉ねぎ...1/2

イタリアンパセリ...2-3

トマトピューレ...大さじ1

パルメザンチーズ()...大さじ1

モッツァレラチーズ...1/3

オリーブオイル...小さじ1

塩・こしょう...少々

卵...1

小麦粉・パン粉...適量

サラダ油...適量

グリーンリーフレタス...適量

 

 

[作り方]

1. 赤レンズ豆はざるに入れて洗い、鍋に入れて豆がかぶるくらいの水と塩少々を入れ、中火でアクを取りながら7-8分ゆでて、ざるに取る。

2. 玉ねぎははみじん切りにする。フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、玉ねぎを入れて透き通るまで炒め、塩・こしょうして炒め合わせた後、粗熱を取っておく。

3. イタリアンパセリは粗みじん切りにする。ボウルにごはん、ゆでたレンズ豆、玉ねぎ、イタリアンパセリ、トマトピューレ、パルメザンチーズを入れ、スプーンなどで混ぜ合わせる。

4. モッツァレラチーズは1.5センチ角くらいに切る。手のひらにラップを乗せ、3のタネの1/4量を平らに乗せ、中心にモッツァレラチーズを乗せて手を握るようにして丸める。これを4個作る。

5. 卵は溶いてバットなど平らなものに入れる。小麦粉・パン粉もつけやすい量をバットなどに入れる。4の表面にひとつずつ、小麦粉、卵液をつけて、パン粉をまんべんなくまぶしていく。パン粉はまぶした後、手でにぎるとなじみやすい。

6. 鍋にサラダ油を52/3くらいかぶる程度の油を入れ、約170度に熱し、5を入れて揚げる。油の量が少ない場合は転がしながら揚げる。

7. キツネ色になったら取り出す。

8. グリーンリーフレタスを敷いた皿に盛り付ける。

 

 

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オレンジに近いきれいな赤色。一粒一粒を見ると確かに凸レンズの形です

 

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タネの材料はこちら。ご飯は温かいものを使うと混ぜやすいです

 

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パルメザンチーズも加えれば、子供も大好きな味に

 

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ラップを使うと手が汚れず簡単に丸められます

 

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丸い形がかわいいですね。揚げ油を少なくしたい場合は小さく作ってもOK

お弁当にもピッタリです

 

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ふたつに割ってみたらモッツァレラチーズがとろーり。

レンズ豆の姿はわかりにくいですが、食べると存在感を発揮しますよ

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今年は少し"農力"、"自給力"を上げようと思い、池袋のバー「たまには月でも眺めましょう」の店主、高坂勝(こうさか・まさる)さんご夫妻やお友達の皆さんと一緒にお米づくりをすることにしました。昨年11月に出版された高坂さんの『減速する生き方―ダウンシフターズ―』は話題になりました。その高坂さんは、3年前から千葉県の田んぼでお米づくりをしています。不起耕、冬期湛水、もちろん農薬や化学肥料は使いません。

田んぼの場所は千葉県匝瑳(そうさ)市。東関東自動車道の成田ICを降りて30分ほどのところ、自宅からは車で2時間ほどかかります。

 

◆田植え(5月29日)小雨ときどき曇り

 

しろかきや、苗づくりは高坂さんがしてくださいましたので、田植えから始めました。田んぼは全体で一反(いったん:300坪)位で、うちのエリアは一畝(いっせ:30坪)です。

農水省の資料によれば、日本のお米の消費量は一人当たり年間で60kg程度だそうですので、わが家では1/3を自分でつくり、1/3を埼玉県小川町、残り1/3を宮城県大崎市や兵庫県豊岡市の農家から購入しようという計画です。お店からは買いません。農法や実際の田んぼの様子、農家や地域の取り組みに共感しているところから直接入手するのです。

 

さて、田植えですが長靴をはいて田植えをしようとしたところ、落とし穴のようなところがあり、早々にはまってしまい、長靴が水没。長靴をあきらめて、素足で植えること2時間。コシヒカリの苗を2本ずつ植えました。苗の数が少ない方が強いしっかりした稲が育つと聞いていたからです。放射能も計測しましたが、低い数値でまずは安心。

 

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手で植える


◆草取り 2回目(7月24日)晴れ

 

一回目の草取りは6月19日、田植えから3週間。苗も雑草もかわいい大きさでしたが、2回目の草取りは1カ月以上も空いてしまい、大変なことに!まるでコナギ田のように、稲と競うように元気に育っていました。この日は家族が一緒に行けなかったので、一人で黙々4時間の草取り。スクワットの様な姿勢で連続4時間。もう帰りは歩くのもやっとで、この後一週間、強烈な筋肉痛で歩くのも困難でした。

田んぼへは毎回何人かで行きました。木陰で食べるお弁当、農作業の合間のビールは格別です。

 

田んぼの帰りは近くの日帰り温泉「かりんの湯」に寄って疲れを取ります。露天風呂やスチームサウナもあります。何といっても入浴後のスイカの甘くて冷たくて美味しかったこと。


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稲と競って雑草が育っている

 

◆稲刈り 9月18日(日)

 

いよいよ稲刈りです。田植えから4か月あまり。手で刈ってはさ掛けにします。助っ人も含め10数人で刈りました。あいにく、わが家のエリアは水が抜けず、長靴を履いての稲刈りです。泥に足を取られ、なかなかはかどりませんでしたが、なんとか午前中に刈り終え、午後はくくってはさ掛けをして終了!!

      

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達成感ひとしお

 

ところが、その3日後、例の台風15号が襲来。暴風雨の中、自宅で案じるのははさ掛けした稲のことばかり。落ちてやしないだろうか。水をかぶってはいないだろうか。とオロオロして。

翌日、高坂さんからのメールでやっぱりはさ掛けは全て倒れたと連絡があり、今週末、再び復旧に匝瑳に行ったのでした。

 

あと1週間干して脱穀、モミすりで玄米になります。農家の気持ちが少しわかった半年でした。

 

それにしても「フードアクションニッポン」など国を挙げてキャンペーンをしているにもかかわらず、日本の食料自給率は1%下がって39%になってしまいましたね。が、まずは自分から。"自給力向上"。そして食料の備蓄を実践しませんか。目下、わが家では1年分の米、半年分位のジャガイモ、ニンニク、水を備蓄しています。

 

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田んぼには生きものが沢山

今月のクローズアップ食材「ナス」

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みなさんも知っている「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざがあるとおり、ナスは秋の野菜の代表。この時期にとれるナスはおいしいので、お嫁さんには食べさせないという、イジワルな姑の言葉から生まれたことわざというのが一般的。でももうひとつ、ナスは身体を冷やす作用があるため、お産を控えたお嫁さんに食べさせると、身体によくないという思いやりのある言葉から生まれたという説があります。前者と後者では正反対といえるほど意味が異なるのが面白いですね。ナスにはこの他にも様々なことわざがあります。それほど日本人に親しまれてきた野菜ということなのでしょう。今回は趣向を変えて、そんなナスにまつわることわざを少し紹介しましょう。

 「ウリのつるにナスビはならぬ」これはウリのつるにはウリしかならず、ナスを育てようとしても無駄、期待してはいけないということから、平凡な親から非凡な子は生まれない、血筋は争えないことのたとえです。「蛙の子は蛙」「鳶の子は鷹にならず」に似た意味ですね。

親の意見とナスビの花は、千にひとつの無駄もない」これはナスは咲いた花が全部実になって無駄がないことから、親が子供のために与える意見もすべて無駄がないという意味。子を思って話す親の意見は聞くべきであるという教えです。お子さんに聞かせてあげてください。

また、ことわざではありませんが、「一富士、ニ鷹、三茄子」はみなさんご存知の縁起のよい初夢のこと。これには諸説あり、日本一の山「富士山」、賢くて強い鳥の「鷹」大願を「成す=ナス」という説、富士山と鷹狩り、初物のナスが徳川家康の好んだものであったという説、さらに富士山と愛鷹山(あしたかやま)、初物のナスの価格は駿河の国の"高い"ものであったなどがあります。ナスは江戸時代に温室栽培されるようになりましたが、初物のナスは価格が高く、当時の庶民にとって食べることは夢のようなことだったようです。

 さて、ナスにも様々な種類があります。長ナスや、京野菜の賀茂ナスに代表される丸ナス、大きくて田楽にするとおいしい米ナスはみなさんもご存知かと思いますが、最近注目されているのが水ナス。手で絞ると水が滴るほど水分が多く、ナス独特のアクがほとんどないのが特徴です。私のおすすめは生をサラダで食すこと。さいの目切りにして、全体に塩を振って数分置き、出てきた水分を捨てて、他の野菜と一緒にドレッシングであえるだけ。ナス嫌いの人もこれなら食べられるかもしれませんよ!

ナスはそれほど栄養価の高い野菜ではありませんが、ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、鉄分、カリウムなどのミネラル、食物繊維などがバランスよく含まれています。注目したいのは皮の色素「アントシアニン」と「クロロゲン酸」などの抗酸化成分「ポリフェノール」で、動脈硬化の予防、ガンの発生・進行の抑制、老化を防ぐなどの働きがあります。

 

 

レシピ「ナスの煮びたし 食べるネギラー油がけ」

 

ナスそのものはほとんどが水分なので低カロリー。でも油との相性がよく、炒めものも素揚げにしてから使うととてもおいしい反面、やはり高カロリーになってしまうというのが心配。そこでナスを煮びたしにして、ラー油ベースのタレをかけてみました。油の量が抑えられているのに、コクがあっておいしい。人気の「食べるラー油」も市販のものを使わず、簡単に手作りするのが「地球健康クラブ」流! 全行程わずか10分程度で作れるスピードメニューです!

 

 [材料]

ナス...2

小ネギ...3

ザーサイ...40g

にんにく...1

生姜...1

だし汁(かつおだし)...150ml

醤油...大さじ1

酒...大さじ1

砂糖...小さじ1/2

ごま油...大さじ2

白ごま...小さじ1

一味唐辛子...小さじ1

塩...少々

 

[作り方]

1. ナスは縞模様に皮をむき、横半分に切ってから縦に4等分し、水にさらしてアクを取る。にんにく、生姜、ザーサイはみじん切り、小ネギは小口切りにする。

2. 鍋にだし汁を入れて火にかけ、沸騰したらナス、醤油、酒、砂糖を入れて中火でナスが柔らかくなるまで5-6分煮る。

3. なすを煮ている間にネギラー油を作る。小鍋にごま油とにんにく、生姜を入れて弱火にかける。にんにくが色づいてきたら、一味唐辛子、小ネギ、ザーサイ、白ごまを加えて、混ぜながら約1分間火にかける。火を止めて塩少々で味付けする。

4. 皿にナスを盛り付け、3のネギラー油をかける。

 

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色の濃い、皮にハリのあるものを選びましょう

 

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ネギラー油の材料はみじん切りに。ザーサイは塩漬けのものなら塩出しをしてから使ってください

 

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水にさらしてアク取りをすれば、仕上がりの色もきれいです

 

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ネギラー油は余ったら冷蔵庫で2?3日持ちます。冷奴やゆで野菜にかけても美味

 

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串を刺して、スッと通れば中まで火が通っています。煮すぎると食感が悪くなるのでご注意

 

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温かくても冷めてもOK。アツアツごはんに乗せてもおいしいですよ