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今月のクローズアップ食材「こんにゃく」

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今回は、いわずと知れたヘルシー食材「こんにゃく」をクローズアップしてみましょう。古くから「おなかの砂おろし」といわれてきたこんにゃく。これはこんにゃくを食べることでおなかの中を掃除してくれるという意味です。

 

そんなこんにゃくには、とにかく身体が喜ぶことがたくさんあるのです。おなかの掃除をしてくれるのは、こんにゃくの主成分である「こんにゃくマンナン」のおかげ。こんにゃくマンナンは植物繊維でできていて、腸をきれいにして便通をよくしてくれます。この食物繊維は善玉菌のエサになり、悪玉菌が増えるのを抑えてくれる働きもします。

そして腸内環境を改善して、免疫力の維持・向上を促します。大腸がんや大腸ポリープなどの大腸疾患の予防にもなります。またこの植物繊維には、血中のコレステロールを正常にしてくれる効果もあります。血中のコレステロールが増えると、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞を引き起こす原因に。

さらにこんにゃくはほとんどが水分で低カロリー。こんにゃくマンナンはこんにゃく特有の歯ごたえのある食感を生み出し、かむ回数が増え、満腹感もあるため過食を防ぐことも期待できます。ダイエット中の人も安心して食べられますね。

 

こんにゃくを食べると植物繊維のほかに、カルシウムも摂取できます。こんにゃくのカルシウムは酸に溶けやすく、体内に吸収されやすいため、効率よく摂取することができます。ご存知の通り、カルシウムは骨や歯の成長を促す成分。育ち盛りのお子さんや妊婦さん、骨密度が低下する更年期や高齢の方にも積極的に食べていただきたいですね。その他にも糖尿病の予防・改善、肌の潤いを保ち美肌効果があることもわかってきました。

 

ところでみなさんは、こんにゃく芋を見たことがありますか。ゴツゴツとした土のついた岩のような外見です。こんにゃく芋の日本での主産地は群馬県です。こんにゃくはこのこんにゃく芋から作られるのですが、こんにゃく製造に適したサイズになるまでに、なんと3年以上かかるそうです。しかもずっと植えたままではありません。

秋にはいったん収穫され、凍傷しないように暖められた貯蔵庫で冬を越して、春にまた植えられるのです。このように大変手間ひまがかかるため、生産者が減っているそうです。

 

現在、売られているほとんどのこんにゃくは、こんにゃく芋を乾燥・粉にしてから作られています。ですが一部のこんにゃくは生のこんにゃく芋をすり潰し、そのまま加工して作られます。

これは「生芋こんにゃく」と呼ばれるもので、こんにゃく本来の風味が活かされており、弾力があり、調理の際に味が染みやすいのが特徴です。こんにゃくの加工の際に必要な凝固剤も普通のこんにゃくより少なくできます。

こんにゃくを買う際は、ぜひ「生芋」という表示をチェックしてみてください。食べ比べてみたら、おいしさの違いがわかるはずですよ。

 

 

レシピ「家で手づくり!生芋こんにゃく」

 

  今回は食材のアレンジ料理ではなく、食材そのものの手づくりに挑戦! 粉から作る一般のこんにゃくではなく、生芋から作るこんにゃくです。生芋は手に入りにくいため、群馬県の生産者が販売する手作り生芋こんにゃくのキットをお取り寄せして利用してみました。

 

  半日近くを費やす作業で手間がかかりますが、出来上がると感動的。約400gのこんにゃく芋1個で、子供のゲンコツサイズのこんにゃくがなんと12個もできました。こんにゃくのほとんどが水分ということを実感。こんにゃく芋の汁は肌が弱い人が触ると、かゆくなることがあるため、手袋をしてのぞみましょう。

  また、凝固剤の炭酸ナトリウム(ソーダ)は、強いアルカリ性で炎症を起こす場合があるので、皮膚に触れたり吸入をしないようにとのこと。マスクやメガネをして取り扱うと安心です。

 

 [材料]

こんにゃく芋... 1(400)

炭酸ナトリウム(凝固剤)...4g

水...1リットル

 

 

 [作り方]

 

1.     こんにゃく芋についた土をたわしなどでよく洗い、ピンク色の芽は取り除き、4等分に切る。鍋に芋と浸るくらいの水を入れ、力を入れずに芋に箸が刺さるくらいまで煮る。湯を捨てて約30℃くらいまで冷やす。

 

2.     1リットルを用意し、こんにゃく芋と水を4回に分けてミキサーにかける(水の量は200ml)。混ざったものは大きめのボールに入れ、4回が終わったら残りの水で、ミキサーに残ったこんにゃくをすすいでボールにあける。しゃもじで15?20分よく混ぜて、そのまま30分寝かせる。

 

3.     別のボールに60℃のお湯を200ml入れ、かき混ぜながら炭酸ナトリウムを溶かす。

 

4.     23の炭酸ナトリウムを混ぜ、手袋をしてむらなく練り込む。ひとつの固まりになって粘りが出るまでが目安。

 

5.     大きめの鍋にたっぷりお湯を沸かし、4を子供のゲンコツサイズに丸めて煮る。40分くらいで固まってきたら、アク抜きのため水を取り替え、さらに15分煮る。

 

6.     煮汁ごと容器に移して冷蔵庫で保存。一週間くらいで食べきるのを目安に。

 

 

 

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お取り寄せしたのは、こんな手作りキットでした。

 

 

 

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大きくてゴツゴツとしたこんにゃく芋。頭にはツノのようなピンクの芽がありました。

 

 

 

 

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たわしでゴシゴシ、しっかり洗ったあとはスプーンで芽を取ります。

 

 

 

 

 

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ミキサーにかけた後は15分から20分くらい混ぜます。粘りがあって大変ですが根気よく。

 

 

 

 

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沸騰したお鍋に入れたばかりの時はフルフルと柔らかいですが、徐々にかたくなってきます。

 

 

 

 

 

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出来上がったこんにゃくはなんともいびつですが、これが手作りのよさ!

 

 

 

 

 

 

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薄く切り、水にさらして刺身こんにゃくで。ツルンとした食感の後にくる、プリッとした弾力は出来立てならではです。

 

 残りは煮物など、いろいろ応用しておいしくいただきました。