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2011年4月アーカイブ

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毎日のようにテレビ、新聞、雑誌等で被災地の様子が報道されていますね。私も4月4日には、救援物資を運ぶトラックに同行し、宮城県気仙沼市、名取市を訪問してきました。

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東北各地に東京から救援物資を配送


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多くの大型船が座礁(気仙沼市)


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津波の被害を受けた漁港周辺(気仙沼市)


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水田も広範囲に津波の被害(名取市)


震災から1か月が過ぎ、復興に関する取り組みも色々と始まっています。遠くに住む、私たち市民にどのようなことができるか、考えてみました。


 1. 食べて支える

・地震・津波の被害が大きい地域の農産物や加工品を意識して買う・食べる
 ・福島、茨城など風評被害にあっている地域の農産物を安全性を確認し買う・食べる


2. 自分の仕事や活動を通じて支援活動を行う

 ・自分が関わっている各種のグループや仕事を通じて息の長いチャリティや支援活動を行う

  3. エネルギーについて関心を持つ

・エネルギーに関する勉強会やエネルギーシフトを考えるパレードに参加する

・自宅のアンペアダウンや省エネ機器の設置を行うなど節電する

 

これから夏に向け、特に節電(省エネ)リフォームや機器を導入してはいかがでしょうか。昨年わが家もインナーサッシを取り付け、エアコンを買い換えましたが、10%以上電気使用量を減らすことができました。LED照明、エアコンフィルターの掃除・室外機の遮光、屋根・外壁への遮光塗料、インナーサッシの取りつけなど数千円から数十万円でできます。

 

そして、こういうときだからこそ、前回も書いたように、"食とエネルギーを自給する地域づくり"へと舵を切る、有機農業を広め、地域で循環する経済圏、石油に依存しない社会をつくる機会が到来しているのだと確信しています。

http://www.469ma.jp/health/2011/03/30.html

 

私も民間ベースで顔の見える関係を元に雇用創出や事業再生に貢献すること、社会全体を食とエネルギー・福祉の分散・地域内自給圏の確立するような活動に取り組んでいきたいと考えています。まずは5月13日に復興支援とエネルギーシフトを考えるフォーラムを開催することにしました。

http://lohas-ba.org/blog/2011/04/513.html

 

また、今月末には再度気仙沼市に行き『森は海の恋人』著者の畠山重篤さんのお話しをうかがってきます。畠山さんも被災され、牡蠣の養殖筏も流されてしまったそうです。しかし、これまで積み重ねてこられた活動で知り合った全国の方々を中心に支援の輪が広がっています。こうした時こそ、日頃の顔と顔の見える信頼関係が強さを発揮することはありません。 

今月のクローズアップ食材(わかめ)

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まずはこの度の東北地方太平洋沖地震により、多くの被害を受けられました被災者のみなさま、ご家族に心よりお見舞い申し上げます。今もなお、多くの方が困難な暮らしを余儀なくされています。どうか一日も早く、みなさんが笑顔になる暮らしを取り戻せるよう、心よりお祈り申し上げます。そして被災地以外に住む私たちは、平穏な生活、そして十分な食事ができることに感謝し、買占めをすることなく、節電を心がけ、今できることをしっかりと考えていきましょう。

今月の食材はわかめです。フレッシュでおいしい新わかめが出始めましたね。ちなみに新わかめの採取が一段落し、市場にわかめが出回る55日は「わかめの日」なのだそうです。

わかめはコンブ科の褐藻類に属す海藻です。日本人がわかめを食してきた歴史は古く、縄文時代からといわれています。以来、日本人にとってかけがえのない食物となりました。それは健康の面で、様々な効果を発揮してくれるからでしょう。特に昔から、妊婦さんの肥立ちをよくするために食べられてきました。日本のお隣、韓国もわかめの摂取量の多い国。そんな韓国では今も、妊婦さんはわかめスープを毎日たくさん食べるそうです。さらに出産のお祝いにわかめを贈る習慣もあるそうですよ。

わかめの栄養素の中でも、他の食品に比べて圧倒的に多く含まれているのがヨウ素です。ヨウ素は主に甲状腺ホルモンを作る材料となっています。甲状腺ホルモンは子供の成長を促進したり、基礎代謝を活発にする働きがあり、精神を安定させ、心身ともに活性化してくれる働きがあります。またカルシウムやカリウムも豊富です。カルシウムは骨や歯を丈夫にし、骨粗しょう症を防ぐ働きがあり、カリウムは体内に蓄積された塩分を排出してくれるため、むくみや高血圧を予防する効果があります。また、わかめのヌメリは水溶性の食物繊維、アルギン酸。アルギン酸は水に溶けず、消化もされない食物繊維なので、腸の中で水を含んでふくらんで便秘を解消するほか、放射性のストロンチウムや重金属のカドミウムといった有害物質を、体外に排泄する働きもあります。

 さて、わかめといえばお味噌汁や酢の物が定番ですが、なかなかたくさん食べられなかったり、若い人はさっぱりし過ぎて物足りなかったりするかもしれませんね。そんな人には炒めものがおすすめ。野菜のように豚肉や鶏肉と一緒に炒めれば、たっぷり食べられますよ。新わかめが手に入ったら、いろいろな料理に活用して、新鮮なうちに残さず食べてくださいね。


レシピ「新わかめと新玉ねぎのエスニックサラダ」 

 タイ料理の春雨サラダや青パパイヤのサラダを作るときに使う調味料で、新わかめと新玉ねぎをあえてみたら、意外においしい。味わい深く、箸が止まらなくなるのは、ナンプラーのコクがしっかりしているうえ、酸味と甘み、辛みのバランスが絶妙だから。油を一切使っていないので、ダイエット中の人も山盛り食べて大丈夫です!

 

[材料2-3人分]

新わかめ...80g

新玉ねぎ...1/2個

トマト...1/2個

ナンプラー...大さじ 1と1/2

レモン汁...大さじ 1と1/2

砂糖...小さじ1

唐辛子...1本


[作り方]

1. 新わかめは洗って水気を取り、食べやすい大きさに切る。

2. 新玉ねぎは繊維にそって薄切り、トマトはざく切りにする。唐辛子は小口切りにする(辛さを控えたいときは種を取り除いてから)。

3. ボウルに1の材料をすべて入れ、ナンプラー、レモン汁、砂糖を加えて、十分にあえる。

 


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コシと歯ごたえのある鳴門産の新わかめが手に入りました! ツヤツヤで肉厚です

 

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新わかめと同様、新たまねぎも今が旬! 辛みがないので、水にさらさずサラダに使えます

 

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味の決め手はナンプラー。小魚を発酵させて作られた、旨味の濃い魚醤です

 

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材料を加えたらあえるだけ。簡単レシピです

 

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わかめを食べないタイの人たちもきっとおいしいと思ってくれるはず!