Earth Health Club Corporation
ずっと地球とお友だち
個人の皆様 法人の皆様 受験問題に挑戦! 469ma(シロクマ)ランドとは? W-Terminalメンバーオンリー
TOP アドバイス ECOを知る ログイン

新着情報の最近のブログ記事

 ♪夏がくれば 思い出す はるかな尾瀬(おぜ) 遠い空♪

 

 「夏の思い出」という歌を聞いたことがありますか。尾瀬の美しさ、景色が目に浮かぶ歌です。

 尾瀬とは、主に福島県と群馬県を中心に広がる湿原です。この歌とともに広く知られることになり、尾瀬にはより多くの人々が訪れるようになりました。

 そしてまもなく、ごみや排泄物などが問題になりました。前回お話した富士山がかかえる問題と同じですね。

 尾瀬では、その自然を守ろうとする人々のサポートにより、いち早くごみを持ち帰る運動がスタートしたことで知られています。排泄物についても工夫をしながらきれいな水質を保つ取り組みが長年にわたって行われてきました。

 原発事故後、東京電力による保全の資金提供が危ぶまれましたが、資金の削減はなされたものの資金提供はこれまで通り行われることになりました。

 美しい自然を維持するにはお金がかかるものなのです。しかし、ごみを一人ひとりが持ち帰り、マナーをきちんと守って訪れることができれば、その金額は大きく削減できるはずですね。


50回分写真.jpg

 出典:財団法人 尾瀬保護財団HPより


早稲田大学環境総合研究センター

招聘研究員 神宮文代

第22回 アンティークを考える

one_point.jpg

雛祭りが近づいてきました。ある日、帰宅すると我が家でも雛人形が飾られていました。

 

我が家は、両親から初節句祝として新しいお雛様と母が祖父に買ってもらったという羽子板をプレゼントしてもらいました。

 

その羽子板は、作られてから50年以上は経っていることになります。アンティークの一般的な定義からすると、もう50年大切に受け継ぐことができれば、他人から見ても価値あるものになるということでしょうか。

 

私たちが日常大切に使っていても、「アンティーク」になり得るものはほんのわずかかもしれません。アンティークを受け継ぐことが目的ではありませんが、今の我々の生活は当たり前のように使っては捨てるという行動を繰り返している感は否めません。ものを大切にする心をこうした機会に改めて考えたいものです。

 

その心がけが、後世にアンティークを受け継ぐことにつながるのではないでしょうか。

22回小野田画像.jpgのサムネール画像

第49回 富士山が世界文化遺産に

みなさん、こんにちは。

富士山が昨年の6月に世界文化遺産に登録されてから半年が経ちました。「世界遺産になった富士山に登りたい」、「富士山を見に行きたい」と、昨夏は登山者や観光客などたくさんの人たちが富士山を訪れたことでしょう。

 以前、富士山についてこちらでも取り上げました。世界遺産になれない理由のひとつとして、ごみ問題がありました。ペットボトルや缶など小さなごみから不法投棄された使用済み家電製品やタイヤなど大きなごみまでさまざまなものが捨てられています。こうしたごみは時間がいくら経っても自然にかえることはありません。それどころか、植物が育つ環境を奪ってしまっています。

世界遺産の登録に至る過程でごみ問題の解決に向けたさまざまな取り組みが実施されてきました。しかし、世界的な注目が一段と高まった今、ますます多くの人々が富士山を訪れることは容易に想像できます。

富士山に持ち込んだものは各自がきちんと持ち帰る、富士山に対する一人ひとりのマナーが問われています。


49回分写真.jpg

出典:サーモス株式会社HPより

 

早稲田大学環境総合研究センター

招聘研究員 神宮文代

one_point.jpg


今年も残すところわずかとなりました。

慌ただしい毎日ですが、年末年始に向けてラストスパートですね。


さて、我が家では普段乾燥機を使いませんが、子どもがおねしょをしたため、布団を丸洗いし、乾燥機で乾かしました。

乾燥機は、多くの電力を消費します。電気料金もばかになりませんから、できるだけ天日乾燥をお勧めします。


しかし、冬の季節や梅雨の時期は別です。外に干してもなかなか乾きませんから。

そこで、乾燥機を賢く使いましょう。乾燥機に濡れた洗濯物を入れる際は、一緒に乾いたバスタオルなどを入れてみてください。乾燥の時間が短縮でき、結果、電気代も節約できます。


我が家では、この時期、風呂の残り湯を使い夜のうちに洗濯をしてしまいます。加湿器要らずで便利ですし、翌朝に外に干し直せば、午前中の日光に十分当てられ乾きも早まります。


20回小野田画像.jpg

みなさん、こんにちは。

これまで3回にわたり、"再生可能エネルギー"について学んできました。今回は、そのまとめです。

東日本大震災後、再生可能エネルギーは脱原発等の切り札のような言われ方で一気に注目を浴びるようになりました。確かに従来のエネルギーよりも環境に優しく魅力的なエネルギーといえます。

しかしながら、再生可能エネルギーを普及させていくためにはさまざまな課題を乗り越えていく必要があります。たとえば、曇りの日が続いたら太陽光発電はできませんよね。一定の風が吹かなければ風力発電もできません。安定したエネルギー供給も課題のひとつです。

ですが、普及の取り組みについては足を止めずにいきたいものです。再生可能エネルギーの導入は、エネルギー政策という側面だけではなく、地域における産業振興、雇用創出につながるという側面もあわせもっているからです。その地域に根差した取り組みをぜひとも進めていきたいものです。また、その際は「電力」に固執せずに「熱利用」等も含めた視点を持つことが大切です。


47回分写真.png

出典:『自然エネルギー白書2011』


早稲田大学環境総合研究センター

招聘研究員 神宮文代

第19回 食欲の秋!地産地消のススメ

one_point.jpg


公園の花梨の木に大きく黄色い実がたくさん実っています。どんぐりを拾っている子どもたちをよく見かけるようになりました。秋こそのんびりと過ごしたい季節ですが、働いているとあっという間に冬がきてしまう気がします。

私は、旬のものを食べることで季節を満喫することを楽しみのひとつにしています。

秋は、秋刀魚(さんま)や鯖(さば)、薩摩芋(さつまいも)に蜜柑(みかん)、林檎(りんご)や柿(かき)等、美味しいものがたくさんあります。旬のものを家族団欒で食べるだけでも十分過ぎるほどの贅沢ですよね。

また、旬のものをいただくことは、地産地消にもつながります。

最近、エネルギーの分野でも地産地消という言葉が語られはじめました。でも、地産地消といえば、まず「食」ですよね。地産地消によってフードマイレージが小さくなれば、当然、環境負荷の削減に貢献します。


  ■なぜ、旬のものを食べるとエコ? → 詳しくはこちら

  ■フードマイレージとは? → 詳しくはこちら


19回小野田画像.jpg

みなさん、こんにちは。

今回は前回に引き続き、残りの"再生可能エネルギー"(地熱発電、バイオマス、温度差熱利用、地中熱利用)を具体的に見ていきましょう。

○地熱発電

  ⇒マグマの熱を利用して発電します。世界有数の火山国である日本では、国立公園や温泉街との関係から十分に普及してきませんでした。しかし、今後、ルール化を含めた議論が期待されています。

○バイオマス

  ⇒木質バイオマスや生ごみ等の総称です。さまざまなエネルギー転換技術が検討されていますが、直接燃やして発電したり、付加価値の高い液体燃料(例:ガソリン代替となるバイオエタノール、重油・灯油代替となるバイオオイル等)に転換したりすることが可能です。

 

46回分写真.jpg

出典:中部電力HP


○温度差熱利用

  ⇒地下水、河川水、下水等の一定の温度を有する熱源を利用した熱供給システムによって、効率的な冷暖房が可能となります。

○地中熱利用

  ⇒地中(地下10?15m)の安定した温度を利用して冷暖    房等を行うシステムです。

 

46回分写真2.jpg

出典:地中熱利用促進協会

 

 いかがでしたか。イメージが掴めていれば幸いです。

 

早稲田大学環境総合研究センター

招聘研究員 神宮文代


第18回 環境問題の専門家はいない!

one_point.jpg


「環境問題」というと、みなさんは何をイメージしますか?

地球温暖化、エネルギー問題、資源問題、廃棄物処理問題等さまざまです。
最近の話題では、東日本大震災をきっかけとした電力不足等に関する問題、
PM2.5による大気汚染等は、私たちに大きな問題を投げかけています。

いずれの環境問題ももとはといえば、私たちの日常生活や企業活動等によって引き起こされたものです。

これまでに、日本あるいは世界はさまざまな環境問題に直面し、それを乗り越えるためにルールをつくったり、話し合いをしたりしてきました。

環境問題に対する取り組みは、日に日に無視できない状況になってきています。

しかしながら、わたしたちの生活がどのような形で環境問題に影響を与えているのか?という点に関しては、まだまだわかりにくい部分も多いですし、本当の意味で「わたしたちは、いち消費者として何をすればよいのか?」ということに対する明確な答えは出せていません。

私はよく「環境問題の専門家は存在しない。」といいます。先に述べたように、環境問題というのは非常に幅広いものであり、全てを理解するのはとても大変なことです。だからといって、自分が関心のあることだけを学ぼうとしてしまうと、非常に偏った知識となってしまいます。

このブログでは、私自身の経験をもとに、みなさんに知っておいてほしい情報をできるだけわかりやすく発信していきたいと思います。みなさん、「環境問題の見方」を一緒に養っていきましょう。

みなさん、こんにちは。過ごしやすい秋の到来です。

さて、今回は"再生可能エネルギー"の主だったもの(太陽エネルギー、風力発電、中小水力発電)を具体的に見ていきましょう。

○太陽エネルギー

  ⇒太陽光発電がよく知られています。また、太陽熱を給湯や暖房として活用する太陽熱利用は、エネルギー効率においては太陽光発電より優れているので、今後の普及が期待されています。

○風力発電

  ⇒風のエネルギーを使って発電します。東北地方等のように風が強い地域での普及が期待されています。

○中小水力発電

  ⇒大規模なダム開発を必要としない規模の水力発電のことをいいます。河川や用水路等の落差や流れを利用します。


45回分写真.png

出典:経済産業省資源エネルギー庁HP


太陽エネルギーや風力発電はよく耳にするのでわかりやすかったかと思います。一方で、中小水力発電は聞き慣れない言葉ですね。具体的に見ることでイメージが掴めていれば幸いです。

次回は、残りの再生可能エネルギーについて具体的に見ていきましょう。

 早稲田大学環境総合研究センター

招聘研究員 神宮文代


  one_point.jpg

9月に入っても日中は、暑い日が続いていますね。私は仕事上、エアコンのきいた部屋と外出を繰り返し、その温度差によって頭が痛くなることがしばしばありました。

「暑さ寒さも彼岸まで」にならえば、暑さも和らぐ頃です。もうすぐ秋です。朝と夜はだいぶ涼しくなってきました。みなさんも体調管理には十分気をつけてください。

秋は過ごしやすい季節です。短いですが大切に過ごしたいものです。冷房や暖房を使わずに上手に衣服で調整し、秋をスマートにすごしましょう。

前回、エアコンについて触れました。暖房を酷使する冬に備え、エアコンの掃除をしっかりしておくことも忘れないで下さい。エアコンは、消費電力の大半を室外機で消費しています。ほこりや砂をしっかり取り除いておきましょう。


17回小野田原稿.jpg

出典:季節のイラスト「花鳥風月」

早稲田大学 小野田准教授のワンポイントエコ授業
 
みんなで学ぼう!地球で起きてるこんなこと 
 
地球健康クラブ
 
早稲田環境研究所
 
NPO法人469maネット
 
このシロクマランドは早稲田環境研究所と地球健康クラブが共同で運営しております。

Supported by
Earth Health Club Corporation

月別記事